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誓約の地/漂流編・129<懺悔(15)>



誓約の地/漂流編・129<懺悔(15)>



優奈の言葉から感じる想いは、みんなの心へ雫のようにぽとりと落ちた。

その波紋がゆっくりと円を描きはじめる。


それにひとりあがらい続ける杏子は――




================================================





「わからせるのもみんなだと思ってる。赦せないなら、赦さなければいい」

 罰を与えるのが仲間なら、それが仲間として許されるのなら、彼に罪を償わせるのも、更生させるのも、彼を立ち直らせるのも、許すことができるのも、全て仲間だからできること――。


「今までと同じ生活を送っても、みんなの気持ちは同じじゃない。今はまだみんなもコウジくんを信頼していない。それでもここで今まで通り生活する――それはとてもきついことだと思ってる。みんながコウジくんを赦すのも赦さないのも自由でいい。彼は一生赦されないかもしれない、いつか赦されるかもしれない。それはコウジくんが、これからどんな風に生活していくかにかかってる」

 その言葉を受けて、杏子が静かに口を開いた。

「いくらあなたが一生懸命でも、それが通じないこともある。嫉妬や逆恨みだってあるわ。あなたを追い込むのはいつも回り。苦しんで哀しんで、それでも赦そうとするのはいつも優奈。優奈はいつも、悪くないのに……」

「……そうかな」

 優奈の一言に、杏子は一瞬言葉に詰まった。

「そう、かな? ……優奈、あなたまさか、自分にも非があったなんて言うんじゃないでしょうね?」

「私も間違ったと思ってるよ」

「間違ってなんかないわ! 勝手に恋をして勝手に追い込んで自滅しただけ。本気で好きになったからと言って、全てが上手くいくことなんてあり得ない。優奈、あなたは悪くない。悪くなんて無い!」

 叫びに変わる杏子の声を優奈は黙って聞いていた。




「杏子くん、落ちつきなさい」

 誰もがかける言葉を持たずに静まり返る中で、そう声をかけたのは佐伯だった。

「君は優奈くんに何をさせたいんだ?」

 その言葉に、杏子はグッと声を詰まらせた。

「君は医者だ。彼があの時、そして今どんな心理状態にあるか……わからないわけじゃないだろう?」

「だから許せと? できません。私は……医師である前に、人間です」

「そして優奈くんの親友、だな」

「そうです。彼がしたことは人の――優奈の命にかかわることだったんですよ?」

 叫ぶような杏子の声に、佐伯は冷静に返した。

「その通りだ。でも優奈くんは生きてるんだよ?」

 怒りをあらわにする杏子を佐伯は静かに見つめていた。

「そして……コウジも生きているんだ」

 佐伯は静かに杏子を見つめていた。


 はじめて会った時から、彼女はとても賢い女性だった。

 強いリーダーシップも彼女であれば発揮できるだろう。

 もともと上に立つ資質を持っている人間とは必ずいるもので、生まれ育った環境もあるだろうが、それは彼女の持っている資質によるところが大きい。

 そしてこの性格。

 物怖じせず、どんな時にも冷静にいなす彼女の言動と行動は、医師としての素質も充分に感じる。

 だが自分の言動が相手に与える印象と影響も良くわかっているのだろう。

 強すぎる個性は時に軋轢を生む。

 だからこの島ではあくまでサポートにまわり、普段は前面に立つことをしない。

 それでも自然と影響力は出るものだ。

 優奈が全面的に信頼しているという状況ではなおさら――

 この一件での彼女の激しい怒りと憤りは、少なからず全員に影響している。

 だれも逆らうことなど出来ないと感じるほど。


「杏子くん。君も私も精神科は専攻では無い。それでもどういう状況かはわかるはずだ。彼を独り放り出したらどんなことになるか――わからないわけではあるまい?」


 彼女は優秀な医師でもあった。

 彼女の年齢から考えれば、まだ研修医を終えたばかりの新米であることは否めない。

 医師としての経験は自分の方がかなり上であることは確かだ。

 しかし、彼女はその経験の差を膨大な知識量で補っていく。

 もともと過酷な研修医時代に、よもやどれだけの知識を学んだのだろうと思う。

 彼女の勤務していた大学病院は、研修医時代を数カ月単位に分けて標準診療科をほぼまわるようだった。

 その後の専攻を経験した上で選ばせるという趣旨だ。

 専攻はまだ決めていないと言った彼女ではあるが、基本的には外科系志望であり、研修期間最後にまわったのが救命だったことがよかった。

 教会が発見され、応接室に医学書が多く残っていたのを知ると、彼女は暇を見つけては読み漁っていたように思う。

 足りない経験をなんとか知識で補おうとしている。

 何かを察知するあの勘の良さも、医者として役立っているようだ。

 元々器用で賢い彼女は、この数カ月で相当勉強を重ねたはずだった。

 自分とも積極的に意見交換をしていたが、その度に彼女の聡明さに内心舌を巻いている。

 ともすると我の強い女性ではあるが、医学・医術における自分への配慮と尊重は欠かさない。

 私としても、心強い同僚ができた感覚だった。



 そんな彼女が最も大切にしている友人の優奈に起こった事件。

 それが杏子から冷静さを奪っていた。

 優奈が助かった今はだいぶ落ち着いてきたが、あの夜の彼女の怒りと嘆きはここにいる全員にとってある意味衝撃だった。

 あそこまで取り乱す彼女の姿を見たのははじめてだからだ。

 彼女の言葉は、本人の意思にかかわらず医師の意見として心に響く。

 病気や怪我に係ることなら特に。

 あの日の彼女の動揺は、優奈の身に何かあったと動揺させるには充分だった。

 そう言う意味では医者失格なのかもしれない。

 しかし杏子を責めることはできなかった。

 彼女は医者である前に、親友として、人として、大切なものを庇って糾弾しただけなのだから。


 彼女の怒りはあの日から変わっていない。

 手をあげたわけではないが、あの夜彼女が発した言葉はまさに断罪だった。

 激しく燃え上がるような怒りではない。

 決して消えることのない、青白く立ち昇る炎のような純然たる怒り。

 だからこそ、だからこそ危うい。



 佐伯はゆっくりと語り続ける。

「どんな国にいようとも、どんな状況であろうとも、医者はどこでも医者なんだ。人を助けることを使命として、頭では無く気持ちで動く。杏子くん、君を責めているわけじゃない。君が優奈くんをどれだけ大事に思っているか、ここにいる誰もがわかっている。私だっていつもそんな崇高な理想をもっているわけじゃない。全員を救えるわけじゃない――それも充分わかっている。だからこそ、助かって生きている人の命を軽んじてはいけないんだ。それを忘れてはいけない。医者は人を裁く者では無く、まして命を奪う者では無い。人を救いたい。少なくともそう思って医師になったはずなんだ。そして君は、医者なんだよ」

「わかってます。でも優奈が生きているのは奇跡だった。それは佐伯先生も御存じでしょう?」

「そうだな。その通りだ」

「女性を力づくで襲うことは、女性にとって心を殺されるのと同じぐらいの意味を持つものです。傷つけたのは体だけじゃない。身体以上に心に傷を負う。人によっては一生残る傷を、です。PTSDとなって、日常生活を送るのが困難になることもある。身体が元に戻ったからって、何もなかったからって、はいそうですかって許せることじゃない。……コウジは優奈を2度、殺そうとしたんです」

 杏子の震える声が礼拝堂にこだました。



「ありがとう。杏子」

 優奈は杏子をなだめるように、落ちついた声で語りかける。

「でもね。転落したのは私の不注意で、彼のせいじゃない。……確かにその原因はコウジくんだった。でも崖側に逃げたのは私。暗闇で方向は定かではなかったけど、それでも教会がどっちの方角か、わからなかったわけじゃない」

「それは、ヒョヌさんを庇ったからでしょう?」

「そうね。……でも、それだけじゃない。オッパに、みんなに知られたくなかった。襲われたってことを。杏子に注意もされていたのに、どこかで甘く考えていたことを。彼を追い詰めてしまった私を。そんな自分が恥ずかしかった」

「恥ずかしい?」

 暫く続いた沈黙の後、優奈はゆっくり話しはじめる。

「私はコウジくんが私を好きでいてくれることに気付いてた。いつも助けてくれるのはその好意のせいもあるってわかってた。でもコウジくんの気持ちに気付かないふりをしてた。好意を利用しておいて、これ以上は踏み込まないでって思ってた。そんな私の態度が傷つけていたのかもしれない、彼を追い込んでいったのかもしれないって、ずっと思ってた」

「それは……利用とは言わないわ」

「同じことだよ。彼の気持ちを考えなかった」

「優奈……」

「気付かなかったならこんなこと思わない。でも私は気付いてた。……それどころか、故意に無視したの。それは些細なものだったかもしれないけど、当事者にとっては些細なことではないかもしれない。コウジくんがしたことをまだ許せない。それでも、原因を作ったのは私だったかもしれない」

「そんな――」

「ここは隔離された世界だってわかっていたのに。島には私たちしかいない。たった16人しか。島は海に囲まれていて、自力で出ることはできない。誰かと協力して、誰かに頼って暮らさなければならない、広いようで狭い世界。いつものようにはいかないもの。不安とか焦りとか、みんなそれぞれ抱えているはず。私だってそうだから。だから……だからそのために色々考えて暮らしてきた。彼のことを庇っているんじゃない。でも逃げ場のないここで追い詰められたら、心が壊れてしまう。自分の心を守ろうとした逃げ場のない苦しい状況を、その気持ちを、私は……理解出来る。理解……できてしまうの」



 優奈の言葉に、杏子は一瞬言葉を失った。














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Comment

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  • 2013/01/14 01:10
お早うです
優奈が語る理由に杏子は納得できるのでしょうか?そもそもコウジはどう思うのかどう行動するのか、次の展開が楽しみです。
  • 2013/01/14 04:59
  • フラ
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  • 2013/01/14 15:41
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  • 2013/01/14 18:05
鍵コメMさん
鍵コメMさん、こんばんは^^
いえいえ、わざわざご連絡ありがとうございました^^

そうでしたか――!!

お返事はブログの方でさせて頂きました。
また遊びに参ります♪
  • 2013/01/14 21:28
  • YUKA
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フラさん

フラさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

優奈が語る思いにはもう少し続きがあるのですが
杏子は納得……出来ないでしょうね^^;;
コウジはまだまだ……そう簡単には、ですね。

当事者は優奈。
でも優奈の想いだけでは解決できないことも多いと思います。
だからこそ優奈も、みんなが「何でも協力するよ」という思いに背中を押されたんです。
では、助けてほしいと。

まだいつ救助が来るのかわからない状況ですから
これから先の生活も考えなければなりません。
一番の問題は、コウジがどう思うか、でもあります。
彼が心から想いを受け取って感じて反省しなければ
頑なに絡まった想いを解かなければ、前には進みません。

そのキッカケになる何かが必要なんですよね^^;;
彼の孤独と寂しさ、苦しさを少しでも解放するのはどうしたらいいかと。
結局はコウジ自身の問題なのですが、そのキッカケは必要なんです。
それを模索しながら書いています。

そして全員に突き付けられた「選択」
コウジと共に生きていくか、コウジを排除するのか。
正解はありません。
でも選択しなければなりません。
そしてみんなの選択と同じように、コウジもまた選択しなければならないんです。

優奈が、彼らがとる選択。それを受けてコウジがとる選択。
コウジが腹をくくれるかどうか(笑)見届けてやってください^^



  • 2013/01/14 21:39
  • YUKA
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鍵コメCさん
鍵コメCさん、こんばんは^^
コメントありがとうござます!

鍵コメさんのお話、何度も読ませて頂きました。
仰る通り、前半はここではお話せず、コメントを送りたいと思います^^
ですので後半のお話についてコメントさせて頂きますね^^

そうなんです。
優奈は自分にされたことを赦したわけでも、傷ついてないわけでもないんです。
それでも彼をそこまで追い詰めたのは何故だろう、何だったのだろうと考えています。

>コウジの追いつめられた心そのものが理解出来て「しまう」

さすが、鍵コメさん!^^
やはり気付かれましたね?( =①ω①=)フフフ

そうです。これは優奈の過去に係わります。
状況も内容もコウジとは違いますが、優奈には自分の心を守ろうとして安易に逃げたコウジの想いが、
結果、人を傷つけた弱さとその後に苛まれる罪悪感が理解できてしまう。
理解したいのではなく、理解できてしまったんですね。
そしてそれは杏子も同じなんです。
だからこそ杏子は優奈の発言に時々絶句し、ものが言えなくなる。

理解出来るからこそ、それを汲み取ろうとする優奈。
理解出来るからこそ、激しく拒絶する杏子。
2人が許されたいと感じているのは、許されないと感じているのは何なのか。

お約束のように「追憶編」で(笑)


そして、今回の裏キーマンは佐伯先生です^^
このくだりは、本当は別の話でした。
書き留めていた「佐伯ドクターの診察日誌」←あれ? パクリ?!
というモノの一編だったのですが、心情を語るうえでここに持ってきたんです^^
佐伯先生は先生であるだけでなく、優奈と杏子からすると父親と同じぐらいの世代の大人。
佐伯先生からすれば、娘のようなものです。
ドクターだからこそ感じる想いと、年上の友人として感じる危惧。

お医者様はどこの国に行っても変わらず、その知識も経験も技術も生かせるお仕事。
世界中でこれ以上役に立つ仕事は、なかなか無いのではないかと思っています。

人の命にかかわる――
そこには他の人では替わることのできないものがある。
だからこそ、その責任も大変なものだと思います。
杏子の気持ちはわかる、人として友として女性として、杏子の怒りはもっともです。
でも感情に引きずられてはダメなんですね。医師としては。
そしてその感情で、みんなを引きずってはダメなんです。

佐伯先生とキャシーは、今の優奈の想いを知っている人達です。<懺悔(8)>参照
語ることができなかった優奈の想い、その決意。
知っているからこそ、静観していた。そして暴走する想いに釘を刺した。
それは杏子がそれをわからないはずが無いほど聡明な人であると、わかっているからでもあります。

これから先、毎回キーマンが登場します(笑)
それぞれの想いの一端が垣間見れる話になるといいなぁと思ってます(≧∇≦)


さ、最後のおほめの言葉~~~~~
光栄過ぎてウロウロしちゃいます(笑)
女性視点と男性視点。ここは本当に難しいですよね。
それを出したくて思った以上に長くなってしまった<懺悔>(笑)

この先もまだあるのですよ~~~(笑)
彼らは正解を持っていません。そもそも正解は難しい。
だからこそ、この状況で何を選択するかが必要で、優奈はそれを促しています。
優奈がした選択、それを受けてみんながそれぞれする選択。
そして、コウジがする選択――。

それが、ここで優奈が望む「キッカケ」です。
上手くいっても間違っても、その選択は自分自身でしたもので、責任は自分にあるのです。
それぞれの選択と覚悟、それがどんな風に決着するか、また読んで頂けたら光栄です^^


  • 2013/01/14 22:12
  • YUKA
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鍵コメNさん
鍵コメNさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

お体の具合が悪そうでとても心配していましたが
少しずつ回復されているようで、私もホッとしています^^
え? 私と佐伯先生がダブりましたか?^^光栄です^^
私の職業は医師ではないのですけどね~~(笑)

佐伯先生の話――気に入って頂けたようで嬉しいです!
実はこの話は「佐伯ドクターの診察日誌」という、師匠のパクリのようなタイトルの(笑)
ちょっとした覚書に書いていたお話の一端なんです。
前にも書いたかもしれませんが、この懺悔の話はもっと短かったんです。
でも優奈の想いは、ここにいる全員のこれからに係わってくる話。
主要メンバー4人+コウジだけの想いだけで進めていいのか?と思ったこともあって
裏キーマンとして、書くことにしました^^
この先も何人か裏キーマンが登場する予定です^^

コウジをどうしたいのか?

佐伯先生は、杏子の感情の暴走を感じていたんです。
そこにはコウジだけで無い何かに突き動かされるように断罪する、断罪し続ける杏子に。

>「君は医者なんだよ」
>「その前に人間です」
>「そして優奈くんの親友だな」

最後の佐伯先生の念押しには、色々な意味が入っています。

優奈を庇い、優奈を守ろうとする杏子。
その感情でつき進み、守るべき優奈までも攻撃しはじめているような杏子。

杏子の優しさ、杏子なりの愛情でもあるんですが、同時に杏子の暴走なんですね。
それを感じた佐伯先生は、冷静になりなさいと釘をさしている。
それは、杏子ならそれができると思っているからです。

杏子はこの島で、佐伯先生と同じように「医師」として活動してきた。
お医者様の意見は、特に命にかかわる遭難という状況では、強い影響力が出ますよね。
その上杏子の性格がそれを後押ししています。
だから誰も物が言えなかったんです。

優奈の意見は受け入れがたい、理解し難いものかもしれません。
でも全員が全員、杏子と全く同じ意見ではないはずなんです。
そこには少し違う想いもあるはず。

当事者で被害者の優奈が杏子と対立してまで極端な反論をしたことで、
それぞれが抱えている想いみたいなものが、少しづつ語られます。

一見正論で火の打ちどころのない感情や物事を前にして
人はなかなか反論することはできません。
杏子やヒョヌの激しい感情で抑え込んでいた「その他の想い」を開放し始めるんです。
それは杏子と同じかもしれない、優奈と同じかもしれない、全く違うかもしれない。
それぞれの感情や想いも、少し出せたらいいなと思っています^^


>「自分への好意を知っていながら、これ以上踏み込んでほしくない」という思い

お話を読んで、胸が痛くなりました。
その小さな傷の一つ一つが、ずっと時間が経っても心を苛んでいることってありますよね><。

ここで優奈は恋愛感情について言及していますが
こういうことって、現実の人間関係でもあると思います。

そこに悪意はないのかもしれません。でもわからないわけではないんです。
そしてそれはやんわりと、でも確実に心を傷つける。

私はそれを「無意識の悪意」だと思っています。若しくは「無自覚の悪意」

以前修平の優奈とヒョヌにした行為――
優奈のためと言いながら実は自分の想いを通そうとした修平の「策略」ですが
ここで優奈がしたと言っていることは、自分を守ろうとする、自分が良ければ……というものです。
それは「悪意」とまで言い切れない、グレーな想い。

憶えているでしょうか? ヒョヌと同室になった時も、優奈は少し不安でした。
それでいいのかな?と思っていました。
それは実は、コウジの想いを知っていたからです。
それでもヒョヌと居たくて、それが嬉しくて目を瞑ってしまった。
それはコウジが言う「無視した」ことに繋がります。
言葉を交わさないという無視ではなく、気持ちを汲もうとしなかったという無視。

その時は気付かなかった、悪気のない身勝手さ。
優奈はそれがコウジを傷つけたのではないかと思っています。
この件があって傷ついた優奈ですが、それでもコウジの心が理解できてしまう自分がいたんです。
それは彼女もまた、同じような傷を負ったこと、
保身のために、心を守りたいために逃げようとしたこと
そのことで傷つけ、また傷ついた事があるからなんです。

鍵コメさんのおっしゃる通り、バッサリ切り捨てられて受けた傷なら傷が傷だとわかりやすいんですよね。
でもいつの間にか小さく切れているような、小さな痛みで傷を負ったことがわかるような傷は、
無数に傷つくまで自覚できないこともあります。
期待と落胆を繰り返せば、落胆することを想って不安にもなります。
心当たりはない、でもそれを正面から聞くことも憚られるんですよね><。
不安が不信を生んでいくこともあります。

そして鍵コメさんの言われる言葉、コウジへのその想い。
それは優奈と杏子が感じていることがでもあるんです!!
鍵コメさんは、この2人の想いを先読みできているのかと錯覚するほどです!^^

彼女たちの感じ方はそれぞれですが、その相反する想いを「2人で1つ」として感じてます。
――って、わかりづらいですね^^;;

お約束の「追憶編」で(笑)←逃げた

鍵コメさんの心の声に、また少し触れた気がしました。
私はそれを癒す術もかけるべき素敵な言葉も持っていませんが
鍵コメさんの優しさは、そんな想いから来ているのかもしれないと
勝手にそんなことを想ってしまいました。すみません。
そして、あまりにも人を尊重しようとする姿を思い出しました。
鍵コメさんが小さく負ってきたその哀しみや寂しさが、どれだけ多かったのだろうと思います><。
陳腐な言葉しか出てこなくて申し訳ないのですが
もしお話ししてもいいなと思う時は、それで少しでも楽になる時は
私の忙しさや状況は考えず、いつでも語りかけてくださいませ^^
爆発するほど、愚痴ってもいいですからね☆^(o≧▽゚)o


優奈の選択と決意、みんなの選択。
そして最後に出すコウジの選択はどんな感じになるか。
まだラストはおぼろげですが、出来てきました^^
正解の出ない難しい選択ですが、もう少しお付合いくださると嬉しいです♪


  • 2013/01/14 23:15
  • YUKA
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杏子さんの思いとしては、

「このやり場のない怒りをどこにぶつければいいの!」

という言葉に集約されるのではないかなあ。

優奈ちゃんの思いとしては、

「その怒りをもっと建設的ななにかに使って!」

ということではないかなあ。

そんなことを思ったり思わなかったり。

最近の展開は重すぎてコメントに窮する(^^;)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2013/01/16 18:08
ポール・ブリッツさん
ポール・ブリッツさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

久々に高熱を出して、ネットから遠ざかっていました^^;;
お返事が遅くなりまして申し訳ありません^^;;

もう、まさにそうですね(笑)
そうそう。
かなりおもっくるいしい展開で、申し訳ない(笑)
どうしても、何とかしようともがいている感を出したくて
(単に私がもがいているとも言いますが(笑))
そんな中コメントを頂けて嬉しいです^^

もう少しだけ、この展開が続くのでございます(・・。)ゞ テヘ
結果的には、優奈が勝つでしょうな。
理由は……主人公だからです!(笑)

  • 2013/01/19 20:52
  • YUKA
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鍵コメTさん
鍵コメTさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

風邪をこじらせてしまって、お返事が遅くなりました^^;;
申し訳ないです^^;;
ブログの方のコメントも読ませて頂きました!^^

色々あるのですね。
その心を痛めていることがあるのだと、あらためて知りました。
私のつたないコメントで少しでも心が軽くなったのだとしたら
これ以上嬉しいことは無いです^^

こちらこそ、これからもよろしくお願いします♪
  • 2013/01/19 21:03
  • YUKA
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