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誓約の地/漂流編・119<懺悔(5)>



誓約の地/漂流編・119<懺悔(5)>




答えの出ない難題 癒えることのない感情


優奈の想いに

杏子は そしてヒョヌは何を想うのか




================================================






 優奈はまだ混沌の中にいた。

 悪夢のような一夜から抜け出して朝を迎え、暗澹たる暗闇が明けるように目覚めた。

 窓の外を見れば心地よい風に木々が揺れ、強い日差しが踊っている。

 それでも夜になると鬱蒼とした木々の揺らぎに震え、漆黒の闇に包まれ抜け出せなくなるような不安に襲われる。

 浅い眠りを繰り返し、傍に着き添うヒョヌや杏子の影にまで怯えてしまう。

 島のみんなが優奈の気持ちを、回答を待っていることもわかっていた。

 仲間だった、仲間だと思っていた人間を憎み、拘束する。

 喉の奥に何かがつかえて飲み込むことができない、息苦しい毎日を送っていることもわかっていた。

 それでも優奈の思考は麻痺し、心は疲弊しているのを感じている。

 いつものように何かを考えることさえ、億劫になるほど。

 このままではいけない――

 その想いだけがぐるぐると巡り、まるで迷路に嵌まってしまったかのようだった。



――お母さん。

 心の中でそう呟く。

 14の時に喪った母の面影を、窓の外の光に見出そうとした。

 優奈には母と交わした日記があった。

 病に倒れた母との交換日記。

 そこには優奈の送る日常と母の想いが綿々と綴られている。

 母がいなくなった後もその日記は優奈の宝物であり、人として、女性として、生きていく指針となっていた。

 その言葉が綴られたあの手帳は今、手元には無い。

 そのことをずっとよかったと思っていた。

 遭難に巻き込まれているこの状況で、万が一旅先に持って行っていたとしたら、今頃海の中に沈んでいたかもしれないからだ。

 それでも今、優奈はもう一度あの日記を手にしたかった。

 いくつも譲られた物の中で、一番母を感じられる形見。

 もう空で復唱できるほど暗記してしまった言葉達。

 母の文字に、言葉に、想いに触れたかった。

 苦しい時、哀しい時、常に自分の異変を感じ、手を差し伸べ助言をくれた優しくて美しい母。

 その母は、もう長いこと傍には居ない。

 それでも優奈は辛く苦しい時、母と交わした言葉を思い出す。

 そして前に進んできた。

 優奈は目覚めた日からずっと、その日記にすがるように反芻していた。



「オッパを傷つけたくなかったし、傷つけて欲しくなかったの」

 唐突に話し始めた優奈の声を聞きながら、杏子はゆっくり話しかけた。

「優奈、悪いのはあなたじゃない。コウジよ」

「あの時はね、そうするしかないって他に思いつかなくて。でも私、また間違えちゃったよね。また大切な人を――」

「そんなことないわ。どうしようもなかったんでしょ?」

「うん……」

「怒りなさい」

「杏子?」

「もっと怒っていいのよ。嫌なら嫌だって言っていいの。優奈が我慢する必要なんて無いわ」

「我慢なんてしてない」

 優奈は杏子の気持ちが痛いほどわかっていた。

 怒っていないわけではない。怖くなかったわけでもない。

 だから許すとか許さないとか、まだ考えが混沌としていて見いだせなかっただけだ。

 今はただ――



「じゃあ、吐き出しなさい」

 黙り込む優奈に、杏子は話し続ける。

「泣き叫んでもいいし、罵倒してもいい。吐き出す言葉は愚痴でも絶叫でも呪詛でもいいの。貯めこむことはないわ。貯め込んでばかりいては心が壊れてしまう。その前に吐き出すのよ。なんでもいい。私が聞いてあげる。それであなたを嫌いになんてならないし、今までと変わらないって誓うわ。誰にも何も言わせない。だから教えて。どうしたいのか。どうしてほしいのか――」

「杏子」

 杏子の言葉は懇願のようだった。


 何でもしてあげるから――

 優奈が辛いなら、苦しいなら、どんなことをしてでも「アイツ」を排除してあげる。

 だから、どうしてほしい?

 私に出来ることはないの?



 杏子は優奈の腕を握りしめ、その眼を覗きこんだ。

 哀しみと苦しみとが入り混じったような杏子の瞳を、優奈もまた見つめていた。

「泣いてるんだもの」

 それを聞いて、杏子は一瞬言葉を失った。

「泣いて、る?」

「オッパが、私のせいで泣いてるの」

 杏子は小さくため息をつく。

「彼は泣いてなんか――」

「守れなかったって、心が泣いてるんだもの」

 優奈は大きな瞳に一杯の涙を浮かべて杏子を見た。

「優奈……」

「オッパを守りたかったの。馬鹿だよね。いつも守ってもらってばかりの私が、急にそんなこと考えたから失敗しちゃった。私のせいで逆に傷つけた。オッパがね、私を見ながら辛そうなの。私がこんなだから今もきっと自分を責めてる」

「そんなこと、ないわ。ヒョヌさんは――」

「怒ってるでしょ?」

「…………」

「物凄く怒ってる。コウジくんを」

「当然でしょう? 彼の立場なら絶対――」


――許せないはず。

 そう断言しようとした杏子を、優奈は見つめ返した。

「あんな目を、させたかったわけじゃなかったの」

「あんな、目?」

「――コウジくんと、同じ目」

 杏子はハッと目を見開き、優奈の顔を見つめた。

「オッパはコウジくんを怒ってる。当然なのかもしれない。でもね。それと同じくらい、自分自身を怒ってる。守ってやれなかったって、自分を責めてる。それが――つらい」

「…………」

「どうしたらいいかわからないの。ねぇ杏子。どうしたらオッパを慰められると思う?」

 杏子は咄嗟に言葉が出なかった。



 優奈はこういう子だった。 

 それを思い出した。

 自分より、自分の大切な人が傷ついてる事に心を痛めている。

 怒りや憎しみによって、悲しみや苦痛を紛らわせているヒョヌを心配している。 

 自分のせいで、大事な人が傷ついていることを憂いている。

 いつも、そうだったように。

 誰にでも。

 私にも。



「馬鹿ね、あなたって……」

 杏子の苦しそうな呟きに、優奈は小さく微笑んだ。

「そう、だよね。ホント嫌になる」

――それが、優奈の望み?

 杏子はもう一度ため息をついた。

「そうね……あなたの身体の傷が癒える頃には、きっとヒョヌさんも落ち着くわよ」

「そうかな?」

「そうよ」

「ねぇ杏子」

「なぁに?」

「泣かないで」

「私? 私は――」

「杏子のせいじゃないから」

 優奈は腕を掴んでいる杏子の手に、そっと手を添えた。

 そして思う。

 もうこれ以上傷ついて欲しくなかった。

 杏子にも、ヒョヌにも。

 もう、誰にも――。

「大丈夫だから。これ以上心配かけないように、早く元気になるから。だから――杏子も自分を責めないで」


――ごめんね。

 そう言って優奈が杏子の頬に触れた。

 そして弾かれたように、杏子の感情がその瞳から溢れだす。


――あなたの望みはいつも私を救い、そして突き付ける。あなたと私の違いを。


「ホントに、相変わらず馬鹿な子ね」

 その顔を隠すように、杏子はベットに伏せて肩を震わせた。



 時折吹く風が、開け放った窓から流れ込んでくる。

 優奈は杏子の震える肩を優しくなでて、緩やかな風に揺れる彼女の艶やかな髪を見ていた。






     ***






 その時、ヒョヌは冷えた水を持ったまま動くことができなかった。

 これ以上無いほど傷ついた最愛の人を苦しめているもの――

 その存在に絶句する。


 ドアの外で中に入ることができず、彼は暫くその場に立ち尽くした。


















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Comment

こんばんは~
優しさ故にでしょうか

天邪鬼な僕には

優奈の気持ちは測り難いのですけど

杏子を涙しヒョヌを立ちすくます

優しい気持ちの力には

驚きです

だから

普通はありえないくらい

皆に愛されるのでしょうか…

普通なら

思いやるばかりか

責めるばかりなのに

皆の過失を

自らの過失を




久々の本編

良かったです

続きが待ち遠しいものです^^
  • 2012/11/04 23:20
  • フラメンティ
  • URL
こんばんは!
前回のコメント返信にて、YUKAさんがヒントを下さっていた、優奈さんが一番嫌だと感じていた事は、ヒョヌさんが自分自身を責めてる、という事だったのですね。
私も、杏子さんが感じられてるように、余りの優奈さんの優しさに、自分の心との違いを突きつけられる思いがしました。
優しさという感情そのものは、善で明るい感情なのに、それを見て、受け取る側によっては影にもなってしまうのでしょうね。

優奈さん、お母さんの事を思い出しているのですね。
この時、この場面で。
きっと、すごく深い意味が、思い出が、秘められているのだろうなって、思いました。
人は形のあるものに思いを託し、記憶を繋ぐ生き物ですよね。
優奈さんはきっと、理屈でなく、お母さんに「触れたかった」のでしょうね。その描写が切なく、痛く、本当にひしひしと伝わってきました。
その日記の言葉から、優奈さんは答えを見つけようとしているのでしょうか。生きる指針、これからの島の在り方、自分の方向性、女性としての在り方。
コウジが起こした問題そのものじゃなくて、もっと奥深くにある何かを、優奈さんを見つけようともがいている、そしてその苦しみの狭間で、ヒョヌさんが自分自身を責めてる事をも含めて、その答えの中から、ヒョヌさんの心を掬う手立てを必死に探しているような・・・そんな気がしました。

感情の解放って、きっと、泣き叫んだり、怒りを露にする事だけじゃないのですよね。
一見、優奈さんのような女性は、優しいから無理をしている、もっと吐き出してーというような印象を人に与えるものですが、でも、私は、敢えて思いを綴らず、こうして理性的に悩み、煩悶する、優しい苦しみ方というと言葉が上手くないかもなのですが、そういう在り方もあるんじゃないかって、今回のお話しを拝見して思いました。
優奈さんは、いい子なんだけれど、決してそれはお人形みたいないい子という訳じゃなくて、いろんな経験とか、お母さんとの思い出とか、そして杏子さんとの秘められた過去とか、いろんな今までの心の集大成として今の優奈さんがあって、その上で優しく、周りに愛を与える心でもって、今苦しんでるのだと思いました。そしてそんな優奈さんは、コウジとはまた違う意味で「人間らしい」女性なのだと思いました。
そんな優奈さんが愛しい。ああ、優奈マジックに嵌ってしまったようです。

ヒョヌさん、優奈さんのこの言葉を聞いていらっしゃっていた・・・!?
これは、かなり気になります・・・!(>_<;)続きをお待ちしております!!
フラメンティさん
フラメンティーさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

そうですね~~
優奈の感覚は、少し違うのだと思います。

それは単に優しいと言うだけでなく、
心の、感情の流れ方が違う――という感じでしょうか。

人のことばかり考えてしまう
大切な人ばかり思ってしまう
そう言う人がいると、人は利用するか心配するかしてしまうような気もします。
だからそれがいいとは決して言えないのですが

優奈も責めているんです。自分を^^
何か事が起こった時、相手よりまず先に
自分に何か落ち度があったのでは?自分が間違ったのでは?自分が悪いのでは?
と考える人がいます。
かなり極端ですが、優奈は少しそういう傾向があります。

優奈は毅然とした、いうよりは
よちよちと迷い考えながら進んでいく、という感じでしょうか。
まるで小さな子みたいですね^^;;
そんな優奈を愛しく、また危なっかしいと感じて心配する人達がいます。

優奈だからこそ、そんな人たちが集まるのですが
そんな人達がいてくれるからこそ、優奈が優奈でいられる
コロンブスの卵です^^

優奈に冠した「優しい」という言葉を、いつも模索しながら書いてます^^
杏子の優しさ、ヒョヌの優しさ、修平の優しさ
優しさも愛も難しいですが
色んな形をしているのだと言い聞かせながら^^

喜んで頂けてますか?だとしたら幸せです^^
そろそろご要望のコウジ君の近況でも少し書こうかと思ってます^^

また読んで頂けたら嬉しいです♪


  • 2012/11/05 23:08
  • YUKA
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canariaさん
canariaさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

そうなんです。
優奈が一番嫌だと、辛いと思うこと――これは本当に悩んで出した答えで。
「あんたは何が一番嫌なのよ!」と杏子バリに優奈を責めながら(笑)

杏子はいつも身近で優奈を見てきた最大の理解者ですからね。
優奈の思考回路もわかっている――
そんな杏子でさえ、ここであなたはそう言うの?と思ってしまう。
それほどお人好しで優しい優奈さんです(苦笑)


美しいもの、綺麗なものに、人は感嘆して心が洗われる気がすると思います。
でも過ぎた光には眼をやられるように、毒にも変化する気がするんです。
それは見る側の心のありようなんですよね。
それを頭のいい杏子はわかっているので、より感じてしまうのです。

強い光を浴びた人の後ろには、濃い影ができてしまうように
身近であればあるほど、その光が強すぎて苦しい時もあるのではないかと。
そう言う意味では、杏子は普通の人なのだと思うのです(本当か?)

――そしてもう一人、優奈と対をなすヒョヌも光の人。

作者の私がいうのもなんですが、優奈とヒョヌは眩しいです(笑)
キラキラで非が無いカップルは、周りから羨ましくも見えますが
そんな強烈な光に当てられたコウジは、自分にできた影に飲み込まれてしまったのではないか。
彼の心の闇は、そうして出来てしまったのではないかと。

修平も同じ運命をたどりそうになりましたが、
彼本来の資質と同時に、彼には杏子がいましたから。
ある意味、影も光も併せ持つ杏子は修平の癒しになったのだと思います^^


母の日記――
そうですね~~これもまた、本当はここで触れるか迷った部分で^^
実は大幅に加筆・修正した部分です(・・。)ゞ テヘ

>優奈さんはきっと、理屈でなく、お母さんに「触れたかった」のでしょうね。その描写が切なく、痛く、本当にひしひしと伝わってきました。

うわ~~~ありがとうございます><。(←何故か泣く

そうなんです!
優奈の最大の憧れの人の一人であり、その中心にいる人。

変な例えで申し訳ないのですが、これは昔――
特攻隊の男性達のほとんどが最後に「お母さん!」と叫ぶのだと聞いた時に感じていたことです。
苦しくて辛い時、本当に困った時に「母」を思い出し、頼る人は多いと思います。
もちろん、色々な理由でそれができない人もいますが。
私自身がそうであるというのも、かなり大きいかもしれません。

日記は言葉として残るツールです。
母の残した言葉と思いは、彼女の中に大きく残っていて
そしてそれは……あ、「追憶編」「旅立編」で(笑)

優奈の持っている日記は彼女いわく「お母さんになるための100のヒント」(笑)
もう裏話でホントに作ってUPしようかと企んでいるくらいです(*≧m≦*)

> 感情の解放って、きっと、泣き叫んだり、怒りを露にする事だけじゃないのですよね。
> 一見、優奈さんのような女性は、優しいから無理をしている、もっと吐き出してーというような印象を人に与えるものですが、でも、私は、敢えて思いを綴らず、こうして理性的に悩み、煩悶する、優しい苦しみ方というと言葉が上手くないかもなのですが、そういう在り方もあるんじゃないかって、今回のお話しを拝見して思いました。

こんな感想を頂けるなんて、本当に幸せです><。
優奈はなかなか難しい子で、その感情を描くのに苦労していて^^;
私の中にはイメージがあるのですが、それがとても漠然としているので、毎回掴み取るのに必死(笑)
だから皆さんはもっと大変ではないかと常々想っちょりますです^^;

彼女も人並みに苦労や悩みや哀しみがあるのですが
そしてそれで苦しんでいるのですが、それでも「愛のある人」なんですね。

canariaさんの描かれている太陽の家の子たちとは、ある意味真逆の環境で育った子です。
降り注ぐ愛情を受け、愛情を育てていった子供。
愛情って何?愛って何?と考えずとも、すぐ傍にあってそれが当たり前に来れた子供。
その一翼を14才で失った時、その大きさにいわゆる「喪失感」に気付けたのですが
それでも受けてきた物は忘れずに持っている子です。

愛情をたくさん受けて真っ直ぐに育った子である優奈は「与えても減らない子」というイメージです。
「10」持っている愛情を一人に注いでも、また別の人には「10」与えられる。
「10」を「この人は5」「こっちは3」と分け無くても、「10」ずつ湧き出てくる人。
――ってちょっとわかりづらいでしょうか^^;

少し浮世離れした感のある優奈ですが、「人間らしい」という言葉を頂けて感激です><。
私の中では「人」らしい「人」
完璧ではないですが、愛しい人なので^^

きゃあ~~~優奈マジックにかかりましたか!!^^
もっともっと、優奈の在り方、優奈の生き方、優奈の考え方を上手く表現出来るよう頑張ります^^

そしてヒョヌ(笑)
彼もこれで迷走入り~~~♪
次話はヒョヌが先か、コウジが先か、目下悩み中~~~(今更???
どちらもキーマンは修平です(笑)
また読んで頂けると嬉しいです♪ありがとうございました^^


  • 2012/11/06 00:01
  • YUKA
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こんばんは!

なんだか心が洗われるような場面で、読んでいる自分の姿勢が良くなってしまいました。

しかも、感情が激しく波打っているのに、優奈、杏子そしてヒョヌは感情を身体に出していないのも、静と動が交差して一段と凄味を増しているようです。

そして、なぜか新約聖書ヨハネの福音書 8:1~8:11 を思い出して読み直してみました。(忘れていたのでググったw)

清い心、真の愛。。。深く考える機会を頂きました。
ありがとうございます。

HIZAKI
  • 2012/11/06 22:17
  • HIZAKI
  • URL
HIZAKI さん

HIZAKIさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

ありがとうございます!(≧∇≦)

私も「新約聖書ヨハネの福音書 8:1~8:11 」を読み返しました^^

そうですね。
誰が誰を責めることができるのか、本当に難しいところです。
私はクリスチャンではないのですが、聖書は読んだことがあって
そう言うことが少しずつ心の中にあるのかもしれません。

ここは教会で、マリア様だけがいるのです^^
キリストではなくマリア。
そこに意味があって意味はなく、私の感覚によるところですが^^

優奈は優しい人です^^
その優しさはどこから来るのか――人はそう考えて時に戸惑い、時に疑い
彼女の真意を汲み取れず苦悩したりします。

彼女は本当に難しい子で、描けば描くほどリアリティーは飛んでいきそうで^^;
でも彼女は悩みながらも、人を攻撃できない人のイメージ。
決して強くはなく、また弱くもない。

彼女が怒れないその姿は、彼女の強さであり弱さなのですが
優奈を優奈として作っていきたエピソードもかけたらいいなぁと思ってます^^

あ!
そう言えばヒョヌはクリスチャンでした(←設定)

私もあらためて、いろいろ考えさせられました。
HIZAKIさんって凄い^^
素敵な言葉をありがとうございました^^

  • 2012/11/06 23:03
  • YUKA
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うーむ。コウジの起こした波紋はかなり大きく広がってるみたいですね。
優奈、杏子、ヒョヌさんと、それぞれの(優しさからくる)思いが少しずつ噛み合わないでいるような・・・

警察のないこの島で、コウジをどのように扱うのかも難しい。
ちょっとこれからしばらくは、皆の心理がどのように動いていくのか、目が放せません。
西幻響子さん
西幻響子さん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

そうなんです。
コウジは自分の心の闇に囚われて狂っていきましたが
その波紋は優奈だけでなく、ヒョヌにも杏子にも及んでいます。

西幻さんのおっしゃる通り……
それぞれが相手を思いやる優しさの中でもがいています。
その感じ方表現の仕方が違うのですが、全て同じなのですよね~

警察のいない島――
まさにその通りで。
警察も検察も弁護士も裁判所も無く、刑務所もあり得ないんです。
現代の文明国家が持っている「人を裁き、罰を与える」という機能がない。。。
以前杏子が、この島での女性の妊娠出産を
原始生活に近い、しかもそれを培ってきた経験も知恵も無い
と言っているのですが、この問題についても同じです。

人が人を裁くのは、とても怖いことで難しいですね~
こうした時、その全ては既存の「法」や「倫理」だけではなく
その人の心のありように左右されてしまうのが怖いところ。

優奈を思いやる気持ちを中心に、ヒョヌも杏子も修平も、そしてコウジさえも
どうするのか本当に悩ましい(笑)

頑張りますので、また遊びに来てください^^
  • 2012/11/09 00:17
  • YUKA
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  • 2012/11/09 18:37
ううん、困った。

どうすれば犠牲が最小限ですむのかわからん……。

権力がかかわってくると、共同体ひとつを維持するのも難しいですね……。
権力といっても、警察権ですが、それをひとりにまとめてしまうと、そこらへんからガタがくるものですからねえ……。

無人島漂着物のアメリカのテレビドラマでも見て勉強しようかなあ。
鍵コメNさん

鍵コメNさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

強さと弱さ――わぁ!ありがとうございます><。
そうなんです。
彼女たちの絆、その想い、その強さだけでなく弱さまで感じて頂けて嬉しいです^^

優奈の優しさは少し眩しいですね。
杏子はもう、鍵コメさんのおっしゃる通りです。
彼女は優奈を守る――ヒョヌとはまた違う想いで自分に誓っています。
こんな目に逢う前にもっと出来ることはなかったか、その想いが後悔となっているんです。

杏子が繰り広げた断罪は、コウジへ、そして自分へ向けたもの。
そして懺悔は、優奈の、杏子の、ヒョヌの、修平のものでもあるんです。
もっと言えば、この島にいるそれぞれが抱えている罪への懺悔。

ヒョヌは優奈を守れなかったことに。
修平はかつて自分も同じ思いを抱えていたことに起因しています。
そして、優奈も――

それぞれがそれぞれなりに罪だと思うことを抱えています。
それは決して罪ではないのですが、相手を想う気持ちから自分を責めてしまう。

罪と罰。
罪は裁かれて罰を受ければ、それで少し気が楽になる気がしてます。
例えば逮捕されて裁判で罪が確定し、刑務所に入って刑期を終えれば
その罪自体が斬るわけではありませんが、罪は一応償われたとされるのです。

裁くことのできない罪の意識が一番きつい、そんな気がしています。
彼らは彼らなりにそれを感じ、2度とそれを間違わないと心に決めています!

母との日記。
これは彼女の生きる指針になっているものです。
中学生の娘との交換日記ですから、そんなに難しいことが書いてあるわけではありません^^
それでも彼女が大好きだった母が、その想いが生きている、そう感じている一冊。
彼女の優しさも思いやりもここから受け継いで彼女の中に生きている感じです^^

私の母も、手紙や文章を残すのが好きな人でした。
たくさんの手紙をもらってきましたから、それが反映しているのかもしれません。
最後に綴っていた母の日記はまだ読むことができませんが
いつかゆっくり眼を通したいなと思ってます。
そう考えると、その日記を読むことのできる優奈は、やっぱり強い子です(笑)


ヒョヌは、聞いちゃいましたね^^;
彼もまた、杏子と同じように「今度こそ優奈を守る」と決意しました。
それがどんなことでも。
ただ彼が考えていた「守る」ということと、優奈が望むことの差に愕然としてます。

彼はどうするのか――
まだもう少し先ですが、あぁそう来たか~~と言って貰えるように頑張ります^^


花魁も読んでくださってありがとうございます!^^
またまた修平の登場で~~~次回は活躍する予定^m^
また読んで頂けると嬉しいです♪



  • 2012/11/11 17:23
  • YUKA
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ポール・ブリッツさん
ポール・ブリッツさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

そうですね~~
警察、検察、弁護士、裁判官、刑務官。。。
この島で人を裁いた時、その後どうするのだ?という疑問と悩みが付きまといます。
この島には色々な職業の人間がいますが
司法に携わる人間は居ないのですから。

人が感情で人を裁くのはとても危険ですね。

じゃあ、どうするのか???
優奈さんに「大岡越前」を見せましょうか?^^


  • 2012/11/11 17:27
  • YUKA
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  • 2012/11/18 10:21
鍵コメGさん
鍵コメGさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

そうですね。
鍵コメさんのおっしゃる通り、感情に左右されるのは人間の本質である気がします。
特に負の感情は人にはあがらい難い力を持っていて
そうしても引きずられてしまう気がするんです。

優奈も自分の想いと、彼女を取り巻く大切な人の想いとの間で悩んでいます。
事態を収集するには感情に流されてはダメだとわかっているのですが
それでもやはり人間として、女性としての感情もあるんですよね。

そしてそれをまた無理やり理性で抑えようとしているので
自分でもどうしていいのかわからなくなってしまっているんです。
本当は思っていることがあるのですよね。
でも今は優奈の想いを待ちかまえている人達の間で
自分の発言や感情がどれだけ影響するかもまた、どこかでわかっているんです。
だからこそ、迂闊なことが言えない。
みんなの想いに合わせようと、みんなに良かれと思う結果を考えようとして
ますます迷走している感じです。
そして最悪なのは――彼女の心自体が麻痺してしまっていて
わけがわからなくなっている、そんな時なんですね。

目覚めてから落ち着いて、少し時間が立ってきたことで
それぞれの気持ちにも変化が起き始めます。
それは赦すとか赦さないとかではなく、
感情的になっていた心が少し落ち着いてきて、
物事を少し客観的に見ることができるようになってきた感じです。
これから少しずつ、周りの人たちの心情も書いていきたいなと^^

杏子の涙は、鍵コメさんのおっしゃる通りです^^
そしてもう一つ――
やはり優奈と杏子の過去に原因が。。。
彼女の優しさを前に、色々な感情が呼び起こされてしまったんです。
それはまたまた「追憶編」で、ですが(笑)


>人が人を裁くという事が抱える根本的な問題を突き付けられたような

本当にそうですね><。

感情的になって裁くのは、裁くのではなく復讐です。
かの有名な「ハンムラビ法典」の目には目を、歯には歯を――でさえ
「やられたら同じだけ――」ではなく
むしろそれ以上の懲罰を禁止する、復讐の名のもとにやり過ぎることを禁じたものだと聞きます。
古来から人は哀しみや苦しみや怒りによって
酷く残虐な一面をのぞかせたりしますが
それを色々な理屈付けによって戒めることができるのもまた人である気がしてるんです^^

この島での生活に今まで必要のなかった「裁く」ということを
コウジの一件は持ち込みました。
この話の結末は、私の想いが多々反映することになると思いますが
なんとか着地点を見つけたいと奮闘中ですww

今日はその後のヒョヌの様子を更新です^^
またお時間のある時に読んで頂けたら嬉しいです♪


  • 2012/11/18 22:09
  • YUKA
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