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【花魁杏絵巻】8 天眼の配剤




【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】


*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
あくまでも番外編/歴史パラレルですので、完全にフィクションです。
そのおつもりでお読みください。






***






天眼太夫を突き動かしたものは、何であったのでございましょう。



先に逝く者、残される者

親の愛、人の情


幾重にも重なる人の縁(えにし)が

漆黒の闇を煌々と照らして燃えさかる炎のように渦を巻き

幸せにと願う想いを舞いあげて

その頑なな運命の歯車をも、動かしていったのでございます。









飾り12


*天眼の配剤*








 修衛門が相模のご隠居に太夫の文を届けたのは、それから三日ほどたった日のことだ。

 相模(さがみ)のご隠居とは相模藩元藩主、相馬影勝(そうま かげかつ)である。

 文を読んだ影勝は少しだけ訝しげに眉を寄せ、使いの者を先に遊郭へ差し向けた。

「たまには江戸の華でも愛でに行こうかのぅ」

 そういうと籠を呼び、吉原へと向かった。

 影勝が三浦屋の奥座敷で太夫と対面したのは、それから更に五日後のことである。







     ***







「随分大業な文であったが、何かあったのか?」

 すると太夫は鎮座する一段高い台座から降り、両手を畳につけて影勝の目をひたと見据えた。

「ぬし様、お願いの儀がございんす」

 前結びの帯のせいで完全に額を付けたわけではなかったが、最大限深く頭を下げる。

 その様子に影勝は酷く驚いた。

「これは太夫、どうしたことか?」

 ここ遊郭の奥座敷で、太夫以上の者はいない。

 どんな客人も太夫より下座に座り、太夫はまるで帝の如く高座に鎮座するもの。

 それが今宵はその席を降り、更には目の前で両手をつき頭を垂れる。

 今までかつてあり得ないことが目の前で起きている。

 何の前触れであろうかと、影勝は訝(いぶか)しんだ。

「天下にその名が轟く天眼太夫が頭を下げるほどの願いとは……聞くのも恐ろしい気がするが、とにかく申してみよ」

 どこか面白がっているような影勝の言葉を受けて、太夫はその姿勢のまま口を開いた。

「娘様をおひとり、貰ってくんなまし」

「娘? どこぞの娘御か?」

「生きながら、死んでいる娘でございんす」

 驚きに目を見張った影勝だったが、目の奥をきらりと光らせただけで動じることはなかった。

「顔をあげなさい。まずは話を聞いてからだ」









 その言葉で、太夫は今までのいきさつを話して聞かせる。

 話の間、影勝は黙ってそれを聞いていた。

「随分と神田の若に入れこんでおるの」

「若様のご領地には、姉さまの郷里がございんす」

「姉さま……あぁ、空木太夫(うつぎたゆう)か。これは懐かしい名だ」


 影勝は空木太夫の馴染であった。
そして空木太夫の名付け親でもある。

 「空木」は影勝が一番好きな花であった。

 空木とは白く連なる可憐な春の花。またの名を卯の花ともいう。

 その花の慎ましさと儚さを愛し、当時空木太夫も同じように愛でた。

 そして太夫が病に倒れた後、真っ先に手を差し伸べてくれたお客人のひとりでもあった。

「若様は、姉さまを郷里で手厚く葬ってくださいんした」

「……なるほど。空木をな」


 太夫は相好を崩して感心しきりの影勝を、緊張した面持ちで眺めていた。

 影勝の政事(まつりごと)に対する才は、群を抜いていたことを知っている。

 そして大藩を治める才覚も持ち合わせている。

――だからこそ、この話は受けてくださるはず。

 この話が決して相模の損にならないことを、必ず影勝は気付くと太夫は考えていた。

 頷きながら暫く考えていた影勝は、ふと視線をあげて太夫を見る。

「太夫。そちの話は、ちと無理があるな」

 太夫は思わず目を見張り、二人の間に長い沈黙が流れた。






「……そう、でありんしょうか?」

 言葉に詰まる太夫を見て影勝は頷いた。

「太夫。身分の区切りの良し悪しはともかく、なぜ婚儀で家同士の格に拘るのかわかるか?」

 影勝の問いかけに、太夫は黙っていた。

 当時の武家の婚姻には政略もあった。この泰平の世でも質に差し出すという意味もある。

 しかしやはり、嫁ぎ先での娘の幸せを考える親心でもある。

 どんな娘も嫁げば苦労が待っているが、しなくていい苦労もあるのだ。

「九条藩は五万石。しかも神田家は城主を務めるお家柄。そこにいる女達はわしの家と比較的近いであろうな。だからこそ、そちもわしにと考えたのであろうが、そこに無理がある」

「無理――で、ありんすか?」

「よいか、太夫。武家の家には独特の風習と格式がある。どんなに裕福な家であっても、その娘御は商家の娘。考え方も暮らし方もかなり違うであろう」

「それはもちろん――」

「まぁ、聞きなさい」

 そう言って影勝は太夫をたしなめた。

「同じ武家でも御家人たちの暮らしと、旗本本家ではまた違う。たとえ石高が低くてもな。まして藩を束ねる藩主の家では雲泥の差といえるだろうて。

こう見えてもわしは相模藩十五万石の元藩主。今は倅が家督を継いではいるが、わしもまだ二万石を頂戴しておる。わしの家に詰めているものは、古参の奉公人ばかり。わしの家に入るとなれば、その者たちの多くはその娘御より身分の高い家の出になろう。

太夫が勧める娘御ならば、その者に落ち度はないと信じよう。その娘の気構えも本物だとする。しかしな。それでなくても両親を亡くし、家を失くした娘が、あまりに違う環境で苦労するのは目に見えておるわ。心身ともに疲弊しておる娘御が無理を押し通せば、下手をすると身体を壊す」


 作法やしきたりもわからず、右も左も知らぬ者の中で身分を隠して暮らすのは無理な話だった。

 必ずボロが出る。そうなってからでは、この話はそこで終わる。

 身分が商家の出だとわかれば、本人の資質にかかわらず、必ず軋轢(あつれき)が生まれるだろう。

 それは好ましくはない。


「太夫は一日にして成らぬであろう?」

 難しい顔で黙る太夫に、影勝は少し微笑んでみせた。

「禿(かむろ)のころに見出されるのは本人の資質が重要だが、新造となり太夫にまで上り詰めるのはその原石を磨きに磨く努力がいるであろう? 唄に踊り和歌に琴、その教養も機知も何年もかけて作り上げていくもの。武家の娘もいつか来る婚儀に向けて、幼少から仕込まれているようなものだ」

 女と男は、また違う世界を築いている。

 特に家の中は女の領分。

 藩主の奥方となるには、ただ嫁げばいいわけではない。

 そこに嫁いだ日からその家に係る一切を切り盛りし、奉公人を束ね、夫を支えてゆかねばならない。

「人は習うことができる。しかしまた環境も人を作るもの。藩主の娘ともなれば嫁ぎ先はおのずと同じような家柄になるだろう。だからその仕込み方も変わってくる。それをいきなりわしの娘にしたのでは、遊郭に来て禿(かむろ)になったばかりの幼子を太夫にするようなものではないか?」

 その通りだと太夫は思った。

 考えてみればしごく道理である。

 太夫は綺麗な目を少し伏せて、こころもち項垂れた。

 では何か、何かほかに手立てがないか――



「早まるでない。無理があるとは申したが、出来ぬとは言っておらん」

 その言葉に太夫は顔をあげた。

「出来るでありんすか?」

「一つ、手だてがある。それでもかなり難儀だのぅ」

 まるで悪戯を思い付いたような顔をして、影勝が笑っている。

 太夫は思わず笑ってしまった。

 こういうお人柄だからこそ、このような無謀ともいえる話を持ち出したのだ。

 他の方々ではこうもいくまい。

 影勝は太夫を手招きして近くに寄せ、まるで内緒話のように耳打ちした。

「禿(かむろ)を太夫に育てるためには、まず新造にせねばならぬのではないか?」

「新造に?」

「まさに」

 頷いた影勝は先を続けた。

「わしが長年「信」を置く家来に、楯脇佳十郎(たてわき かじゅうろう)というのがおる。まずは佳十郎の養女にするのだ。そこで武家のしきたりや相模の内情を学ばせ、機を見てわしの養女にすればよい」

「楯脇様の養女に?」

「さよう。あやつなら間違いはない。いや、あやつしかおらんな」

 そう言って影勝は笑った。

 佳十郎は、影勝がまだ相模藩当主だったころから使えていた家臣のひとり。

 温厚な性格と才で若くして家老まで勤めるほどの人物だが、功を立てても報酬は望まず、どんなときも影勝に忠誠をつくし、その気概たるや並々ならぬものがあった。

 しかし佳十郎は膝を壊したのを機に、妻との安穏(あんのん)な暮らしを望み、早々に隠居願いを出した。

 その際、今までの功に報いたいという影勝の申し出を最後まで固辞し、藩のために使ってほしいと最低限の石高で暮らしている。

 妻の「おしの」も気風(きっぷ)のいい朗らかな女性で、夫婦仲はとにかく良かった。

 しかし哀しいかな、二人には子ができなかった。

 そのせいか隠居後の屋敷近くの領民の子供たちを可愛いがり、寺子屋のようなものまで開いている。

 慎ましい暮らしではあるが、娘を教育するには最良だろう。

 隠居後も家臣の信頼は厚く、いまだに再度の登城を望む声も多い。

 佳十郎の娘と言えば、その後自分の養女にするのも易くなる。

「遠回りでもそれが最善だろう。いきなりわしの養女では、その娘御の荷が重すぎるからな」

「佳十郎様はお引き受けくださいんすか?」

「あれは聡い男だ。わしの願いが私利ではなく藩のためと知ったら尚のこと断らん」

 影勝がそう確信できるだけの信頼と忠誠が佳十郎にはあった。

「しかしその後は我が養女にするのだ。慎まし過ぎては話にならん。これを機になんとか褒美を持たせよう」

 影勝はなぜか酷く嬉しそうだった。

 褒美を与えたがる主人と、いらぬと固辞する家臣。

 普通なら功を競って褒美を欲しがるところだろうが、佳十郎も随分頑固で変わっている。

 それが何だか可笑しくて、太夫は微笑んだ。

「主従は似るでありんすねぇ」

 そんな太夫を影勝は目を細めて眺めていた。

「ぬし様の奥方様は、どう思われるでありんしょう?」

 影勝は盃を傾けながら、太夫を見た。

「ん? わしのか? それは心配いらん。わしの道楽ぶりは筋金入りだからな。今更驚かんよ」

 しかしそれは、半分真(まこと)、半分は偽りであった。

 いくら道楽が過ぎるとはいえ、見も知らぬ娘を養女にしてもいいというほど、妻の身代は低くない。


 実はその昔、太夫は現在の相模藩当主である影近(かげちか)の危機を助けたことがある。

 影近への嫌疑は完全な濡れ衣であったが、証拠は全て不利であった。

 そして影近は正妻である志津(しづ)の一人息子、何にも変えがたい宝であった。

 あの頃の志津の嘆きを思い出すだけで、影勝も憂鬱になるほどだ。


 幕府の不信を買い、よもやお取り潰しかと思われた頃、天眼太夫の機知によって助けられた。

 その後も太夫は囲われの身で分かるはずのない証拠のあたりをつけ、それを藩をあげて調べた結果、無実の確証を得たのだった。

 落とし入れようとした多吾藩(たごはん)の家老は切腹し、多吾藩は領地替えとなった。

 そのときから、妻の志津も太夫の天眼には一目置いている。


「志津はそちを贔屓(ひいき)でのぅ。そちからの頼みだと聞けば受けるであろう」



 それにしても、恐ろしいからくりを考えるものだと影勝は思った。

 隠居しているとはいえ、大藩である相模の元藩主を誑(たぶら)かし、相模藩を巻き込んだあげく、藩主直正以下、九条藩をまるごとそっくり騙すとは。

 相模はともかく、そんなことが九条藩にばれればどうなることか――。


 確かに太夫には大きな借りがあった。

 空木太夫を可愛がっていたこともある。

 義を持って臨むは武士の本分であるが、藩主ともなればそれだけでは動けぬ。


 九条藩の神田直正は誠実な男で、領地も良く治めており、将軍家の覚えもめでたい。

 石高は相模藩のほうが上の大藩ではあるが、影近の一件はまだ不信をかっている節がある。

 神田家と縁続きになることは、相模藩にとっても好ましいものだ。

 しかもその娘は本当の血縁ではない。はっきりいってしまえば何の所縁(ゆかり)もないのだ。

 だから相模藩の憂う質にもなり得ない。

――相模にとって「吉」とはなっても「凶」とはならぬか。

 非道なようだが、それだけのことを瞬時に考えられなければ藩主など務まるものではない。

 何よりもお家のため藩のため――そう生きるのが藩主の定め。



「わしの心など、見通した上での願いであろうが」

 それがこの天眼太夫の凄さであり、怖さでもあった。

 そういったことも全て計った上で、あえて相模にこの話を持ちかけてきたことはわかっている。

「何を言わしんす。わっちは非力で無力な遊女でございんす。こうしてぬし様のお情けにすがって生きているでありんす」

 それを聞いて影勝は声をたてて笑った。

――太夫を非力で無力な遊女だなどと、思う者がいるだろうか。

 これ以上白々しく聞こえる言葉もないが、みれば太夫がくつくつと笑いをこらえている。

「わっちが男なら、家老で召し抱えると言わす方もおりんすが」

 その言葉に驚いて、影勝は太夫を見た。

 誰がこの太夫の上に立つのかと思ったのだ。

 上に立つ者はその生まれだけでなく、人を惹き付ける何かを持っていなければ務まらない。

 太夫には多くの者を惹きつけるだけの何かが確かにある。

 この太夫が惚れこみ、その天眼を使いこなせるだけの才覚のある者はそうそういないだろう。

――太夫が家老では、藩主が誰だかわからなくなるな。

 過ぎた才は、お家騒動の元ともなるのだ。

 だからこそ、佳十郎も若くして身を引いた。

 私心を捨てた佳十郎の忠義を影勝は今でも忘れてはいない。


「そんな罰あたりは許されん。今生の美女が男になどと、なんと勿体ない」

 わざとらしく震えて顔をしかめる影勝を見て、太夫は思わず噴出した。

 そんな太夫を見ながら影勝がにやりと笑う。

「娘のためにも時がいる。早くて三年。神田の若は待てるか?」

「はい、必ず」

 即答して自分を正面から見据える太夫の目を見ながら、影勝は思案した。

 やるからには成功しかあり得ない。九条藩にばれれば、相模もただでは済むまい。

 しかし、相模がこの企みに賭けるだけの利はある――

 影勝は再びにやりと笑った。


「あいわかった。そちの願い、この影勝が預かろう」


 その言葉を聞いて、太夫は再び頭を下げた。




















【花魁杏絵巻】*9・夢の華*へつづく
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Comment

こんばんは^^
おお、このお方が以前コメント返信にて「狸ジジイ」(///)と称されておりました元藩主様ですか・・・!
いや、さすがですね!
老獪と抱擁と風雅と雅を兼ね備えたお方・・・!
個人的にこういうお歳を召された方って、すごく好きなんです!
特に影勝様は、天眼太夫の、両手を膝につけての「お願い」を目前にしながらも、相当気迫があったと思われるのですが、それだけに呑まれない冷静さと、逆にその先を見通した一見否定と見えて最後の最後で了承するというこの心の広さ。

そしてそして、かかってる!(>▽<)
って舞い上がってしまった最後の締め。

>「あいわかった。そちの願い、この影勝が預かろう」

夢を預かっているのが修衛門さんで、願いを預かったのが影勝様。・・・なのでしょうか??///

ここまで拝読してきて、ちょっと自分なりに感じたのが「人の縁」です。
「誓約の地」は、今、その「人の縁」の、ある一面が噴出してしまっが故の難しい局面を迎えていますが、こちらのお話しは、「人の縁」が文字通り円となって想いを運んでいくような印象を受けました。
皆の縁が、前に進む原動力になっている、そんな目に見えない優しい力を感じました^^
「天眼の配剤」というサブタイトルは、まさにそれをそのまま表しているように思いました(*^-^)
残り2話・・・楽しみにしております!^^!
そっちの陰謀話のほうも面白そうでありんす。いつか時間があったなら、聞かせてやってくんなまし(←林家木久扇師匠みたいだな(^^;))
canaria さん

canariaさん、おはようございます!!
コメントありがとうございます♪
お返事が遅くなって申し訳ないです^^;昨日書くつもりが寝てしまいました(笑)

そうそう!
以前のコメでお話した「狸ジジイ」(笑)彼です!
気に入って頂けましたか?嬉しい~~~♪
この翁、私も気に入っていて書くのがとっても楽しかったです(*´∇`*)

>老獪と抱擁と風雅と雅を兼ね備えたお方

おお!canariaさんのコメントで、「そうそう老獪、老獪~~」と手を叩いて笑いました^^
老獪が出てこなかった(笑)

天眼太夫が、いの一番に「この人なら……」と思うほどの人ですからね~
普通なわけがない!と思いながら書いたんです^^

でも実はこの話。
書きあげてUPするまで、何度も修正が入ってます。
他の話もUP前には数回推敲していろいろ変わっているのですが
(そんなことをしているから、本編がなかなか先に進まないのですが^^;;)
一番直しが多いかもしれません。
というか、多分1/3ほど追加修正されているので、より長文に(笑)

はじめはね~~もう少し簡単に太夫の話を受けてくれる感じでした。
でもいくらなんでも、そう簡単ではないだろうなと思いなおし
その理由と、その時に思っただろうということを書きたいし足したんです。

江戸時代なので、人情とか縁となどを前面に出してますが
仮にも大藩の元藩主を務めるほどの人物。。。それだけでは動かないだろうと。
やはりそこには、メリットとか打算とか、そういう利害も計算するのではないかと思いまして^^
そして、一番厄介なのは奥方様。
短編なので細かくはかけませんが、影勝の正妻になるぐらいですから
奥様もかなりいい所の家のでのはず。。。
では、商人の娘を貰うなんて簡単ではないはず。。。

母が一番心を動かされるのは「子」のことかな?と思いまして^^
断るの?受けるの?どうするの???と思って貰いたくて長文に(笑)

この話。
今までの流れの中でも「起承転結」を意識したと書いていましたが
この岩の中で「起承転結」を意識してました。

太夫が影勝にお願いするのが「起」、思わぬ難色を貰うのが「承」
凹んだ太夫に出来ぬとは言っていないと諭すのが「転」、そして最後に了承する「結」

太夫の想いつきに驚きながらも、それを楽しんでいるかのような影勝。
そして、その太夫を諭すことができるほどの冷静な視点も持っている。
そんなところが書いてみたかったんです^^
それを遊郭に当て嵌めながら語ることで、洒落も盛り込めたらと(〃'∇'〃)ゝエヘ
そして影勝の語りで、この時代とその頃の背景、武家の色々を少し説明(笑)


そして前回お話していた、この話のモデル話。実は2つのドラマなんです。
みたわけではなく、何となくつけていたTVでやっていたもの。
1つは中村主水。。。ちがった。藤田まことさんがやっていた時代劇ドラマでのエピ。
(ドラマ名忘れてます。)
旗本の長男と任侠に生きる大親分の娘との恋。
色々あって、娘を他の武士の娘にする~~というくだりがあって、それを憶えていたんですね~
(いつ見たんだか。。。(笑))
へぇ~~と思ったのがキッカケ。(というか、そこしか見てないんですが^^;;)

そしてもう一つは有名な篤姫(大河ドラマの)
母が見ていて話を聞いていたんですが、普段全く時代劇を見ないので(笑)
今回話を書くにあたって、ネットでチラチラ視聴したもの。

彼女は島津藩の家老の娘でしたが、その後島津藩の養女になり
将軍家に嫁がせるため、身分と箔をつけるため名前ばかりですが公家の養女になるんです。

当時の日本の女性の最高位である将軍の御台所になれるなら、
藩の奥方くらいなれる方法ではないかしら~~?と(笑)


>「あいわかった。そちの願い、この影勝が預かろう」

喜んで頂けましたか!^^
ここは何となく、戦国武将の気風のイメージも(笑)
江戸時代の武士は、色々暗躍するイメージが強いのですが、
人の上に立つ人物は、それなりの駆け引きができて、
尚且つ魅力があるのではないか?というのが持論なんです^^

この最後の締めで「よっし!」と思って頂けたら本望です!(。・w・。 )
私も「影勝!お主は男よのぅ~~」と思ってました(笑)


>夢を預かっているのが修衛門さんで、願いを預かったのが影勝様。・・・なのでしょうか??///


そうなんです!^^
彼女を支える人達の縁、彼女が作りだす人の縁。

>「人の縁」が文字通り円となって想いを運んでいくような印象を受けました。
>皆の縁が、前に進む原動力になっている、そんな目に見えない優しい力を感じました^^

もう、嬉しいです><。canariaさんは有り難い読者様です><。
まさにそれがこのお話に込めたもの。
キッカケはチョコさんのイラストですが、それを読んでくださる皆様とも縁。
そこには人との繋がりで生まれた「優しさ」がありますから^^

縁が円となって、巡り巡る繋がりや絆。そんなものが醸し出せたらと思ってました^^
良いことも悪い出来事も、その全てがぐるりと回って人の繋がりを作っている――
そんな感じです~^^

そしてまさに「天眼の配剤」^^
「配剤」――canariaさんなら、既にこの言葉を選んだ私の意図に気付かれていますでしょうか^^
「配剤」は「ほどよく取り合わせること。」や「薬の調合」といった意味がありますが
天は人それぞれに資質や能力、機会などをほどよく配するものであるということ、という「天の配剤」
まさに「天の配剤」ならぬ「天眼の配剤」(笑)

そして「医術」というキーワードにも少しひっかけていたり。
まさに良薬になれば……です!(何がだ?(笑))


そして次話。
以前ポールさんにも言われたのですが、これだけの太夫に身請けの話が無いわけがないですし
いつまでも遊郭に残っていなくても自分で路を切り開けるのではないか?
――では、ここに留まる理由は?
というのを書いたものです^^

太夫の最後の願い、そして空木太夫への想い。
そこには私YUKAの想いもいくらか入ってます^^
いなせで気風のいい太夫が、太夫らしくカッコよく――と思って書いた話。
そして修との話の続きも^^

あと2話を残してますが、実は次話がほぼラスト。
ええ??とか、おお!!とか、色々想像できる話になると良いなと思っちょりますです(* ̄▽ ̄*)ノ"

  • 2012/12/02 10:16
  • YUKA
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ポール・ブリッツさん

ポール・ブリッツさん、おはようございます!
コメントありがとうございます♪
お返事が遅くなって申し訳ないです^^;;昨日は寝ちゃいました(笑)

狸ジジイ、書いていて楽しかったです!^^
あ、太夫の活躍話、興味を持ってくださいましたか?!
嬉しいです♪
私もこの話、かけたら面白そうだなぁと^^
エピのエピで書いたものですが、実は詳細はノ―プラン(笑)
陰謀話も面白そうです!!
胸糞悪い悪代官とか、出してみたい(*´∇`*)
やっぱり時代物らしく「勧善懲悪」ですよね?(笑)


そして次話。
以前ポールさんにも言われたこと。やとと結論です^^
これだけの太夫に身請けの話が無いわけがないですし
いつまでも遊郭に残っていなくても自分で路を切り開けるのではないか?
――では、その上でここに留まる理由は?
というのを書いたものです^^
天眼太夫の空木太夫への想いと、私が空木太夫を出した意味が醸し出せたらなぁと。


そして修との話の続きも^^

あと2話を残してますが、実は次話がほぼラスト。
ラストに向けて、色々想像できる話になると良いなと思ってます(* ̄▽ ̄*)

  • 2012/12/02 10:26
  • YUKA
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