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【花魁杏絵巻】6 業火の残り火




【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 【5】

*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
あくまでも番外編/歴史パラレルですので、完全にフィクションです。
そのおつもりでお読みください。






***






神田の若様とおゆな様が実らぬ恋に身を焦がし、眠れぬ夜を数えている頃

強面の男たちが、町はずれのあばら家に出入りをはじめておりました。


人目を忍ぶように集う男たちの姿は、まだ誰にも見咎められずにおりましたが

江戸市中で時折上がる火の手は

暫く静まっていた大事の前触れでしょうか。


しかし玉菊灯籠の夜が明け、お江戸は夏の盛りを迎え

町も人も心なしか浮かれているようでございます。

憂いているのは天眼太夫――

そして、それをよく知る男がひとり。


天眼太夫の気がかりは、外れたことがございません。

その事件はまさに太夫の「気がかり」によって

大きな運命の輪へと続いていくのでございました。






飾り12



*業火の残り火*






 修衛門は夜明けを待って、鳴澤屋へと向かった。


 鳴澤屋は江戸を代表する米問屋のひとつ。

 店の主である喜兵衛は商いの才覚が目覚ましく、その手腕で江戸を代表するまでに大きくしていた。

 喜兵衛は仕事にはとても厳格で冷静な商人(あきんど)で、鳴澤屋が扱う米には間違がいないと評判であった。

 しかしまた、義理と人情に厚い温厚な人物としても知られている。

 鳴澤屋は月に一度、貧しい暮らしの者たちに炊き出しを行うのを恒例行事としていたし、江戸が大火に見舞われた時には、蔵の米を放出して焼け出された人々に振る舞ったこともあったらしい。

 町の人々にも慕われ、商いは順風満帆。




 その喜兵衛が眼の中に入れても痛くないと言われているのが、一人娘である「おゆな」である。

 喜兵衛は美しい妻とともに、ありったけの愛情をおゆなに注いで育てていた。

 茶に親しみ、花を愛でる優しい娘に育ったおゆなは、琴の名手としても誉れ高く、商人の娘とは思えないほどの教養を身につけていると評判だった。

 幼少のころからその美しさにも定評があり、行く末が楽しみだと囁かれているほど。

 おゆなも15になる頃――優しく可憐な娘の美しさは日増しに輝きを増し、おゆな見たさに町の若者がこぞって店の前をうろつくようになる。

 年頃の娘を持つ両親はさすがに心配になり、おゆな目当ての若者を遠ざけるため、屋敷の奥に部屋を作り、店には顔を出させなくなった。

 喜兵衛は婿を取って跡を継ぐまでは完全な箱入りで育てたいと思っていたが、そんな暮らしが1年も経つと、おゆながさすがに不満を訴えた。

 しかたなくおゆなの希望を叶えるため、供をつけて年に数度の祭りや行事には出掛けること、月に一度は菩提寺の真永寺(しんえいじ)に墓参りを兼ねて、茶の稽古に出掛けることを許すようになった。






「そこであの若様と出会っちまったわけか」

 鳴澤屋の話をそれとなく仕込んだ修衛門は、店の見える路地の隅にひっそりと立っていた。

 藍色に染まった店の暖簾が風に揺れ、ひっきりなしに人が出入りする。

 時々使用人が客を見送りに出てきたり、荷車に乗せられた大きな荷物が中へ運ばれていく。

 商売は上々のようだったが、娘の気持ちは親の想う通りにはいかなかったのだ。

 そこまで大事に育てた娘が、実らぬ恋に胸を痛めているなど考えもつかないだろう。

「知らぬが仏だな」

 ぼそりと呟いた修衛門は小さく笑った。




 そんな修衛門の眼の端に、奇妙な男が映った。

 その男はさりげなく店の様子をうかがっていく。

 一見ただの物売りだ。大きな通りを往来していても不思議ではない。しかし半刻ほど前も見かけた顔だった。

 そしてその男の雰囲気――

 決して物売りを生業にしている男には感じられない、どこか剣呑な空気を纏っている。

 真っ当ではない男の醸し出す空気に気付いているものはいない。

 修衛門の勘だけが、おかしいと訴えかけていた。


 何かある――。

 修衛門は、太夫の「気がかり」という言葉を思い出していた。






     ***







 夜も更けて丑三つ時をまわる頃、修衛門はまた鳴澤屋を張っていた。

 昼間の喧騒が嘘のように静まり返り、通りに人の気配は全くない。月はどんよりとした雲に隠れ、灯りも無い通りは闇に包まれていた。

――明けたら帰るか。

 そう考えていると、店の前で闇の動く気配がした。

 夜目の効く修衛門でも判別がしづらい程だったが、音も無く現れた闇よりも濃いその気配は人の形を象っている。

――盗賊。

 その双文字が修衛門の頭をよぎる。

 その時、その闇の中に白い影が浮かび上がった。

 暗闇の中でうっすらと浮かんだのは、鬼神面――

「鬼神の狂六……?」

 修衛門は目を見張り、思わず盛大に舌打ちした。







     ***








 おゆなは、ほうとため息をついて寝返りをうった。

 考えるのは慕い続ける陽之進のこと。

 どんなに慕っても叶わぬ恋だとわかっていた。

 身分が違う――そう言い聞かせて忘れようにも、あの優しげな顔ばかりを思い出してしまう。

――今頃は夢の中でいらっしゃるか。どんな夢を見ておられるか。

 そう想いを馳せるたびに、胸の奥が絞られるように痛む。

 今日も寝つけずに、布団の中でうっすらと目を開けた。



 突然ガタガタと物音が響く。

 それは微かな音であったが、おゆなはびくっと体を硬直させた。

――誰?

 この時刻に誰かが起きているなどとは考えられない。今も家の中はしんと静まり返っている。

 暫く様子を伺っていると、遠くで呻くような悲鳴が上がり、物の壊れる音が響いた。

 急いで体を起こし、布団の中で耳をすませる。

 音は屋敷の方で聞こえた。

 おゆなの部屋は店のある屋敷から渡り廊下をつたった先の離れであったが、その音が次第に大きくなっていく。

――盗賊。

 その文字が頭をよぎったおゆなは震えだし、見えない恐怖に身体が竦む。

――とと様! かか様!

 すぐに両親のことが頭をよぎった。

 無意識に立ちあがろうとして、突然後ろから押さえられる。

「――――!」

 驚愕に目を見張り、悲鳴をあげようとしたが出来なかった。

 おゆなの口を大きな手が押さえつける。

 がたがたと震えるおゆなの耳元で、その者が囁いた。

「大声を出すな。何もしない。俺は助けに来ただけだ」

 男はそういうとおゆなの眼を覗きこんだ。

「俺は修衛門。遊郭の天眼太夫に頼まれてきた。天眼太夫とはこの間逢ったよな?」

 ぎこちなく頷くおゆなに修衛門は先を続ける。

「神田陽之進様とも知り合いだ」

 これは誤りであった。正確には天眼太夫が、である。

 ただこの状況で娘を安心させるには、知った名前であった方がいいと瞬時に判断したのだ。

 陽之進の名前を聞いたおゆなは、案の定少し自分を取り戻した。

「手を放すが、大声を出すなよ?」

 おゆなが頷くのを待って修衛門はそっと身体を離す。

「何がどうなっているのでしょう? これはどういう――」

「説明はあとだ。とりあえずここから出るぞ」

 修衛門は裏庭に繋がる戸を開けて辺りを伺うと、おゆなの手を引いて外へ出た。

 その時ひと際大きな音が響き、おゆなはハッと振り返る。

「ま、待ってください! とと様とかか様は――」

 そう言って戻ろうとするおゆなの手を強引にひくが、おゆなが暴れはじめる。

「わかったから、こっちへ来い!」

 そう言って裏庭にある大きな松とつつじの茂みにおゆなを引きこんだ。

「いいか。ここから出るなよ? 様子を見てくる」

「で、でも、それではあなた様が――」

「心配するな。必ずあんたを助けだしてやる。それに、ちょいと用事もあるしな。あんたは俺が戻るまでここに隠れてろ。いいか、絶対に戻るまでここにいろよ?」

「は、はい」

 震える声で返事をするおゆなの頭をぽんと叩くと、修衛門は屋敷に舞い戻っていった。







     ***









 おゆなの部屋から屋敷に戻った修衛門は、きな臭い匂いに舌打ちした。

「火を放ったか」

 この部屋まで奴らが来るのは時間の問題だった。

 一刻の猶予もないだろうと、修衛門は珍しく緊張する。

 腕に少しは憶えのある修衛門だったが、相手はかなりの人数のはずだ。殺めることを何とも思っていない連中相手に大立ち回りは分が悪い。

 しかもおゆなを無事に連れ出さなければならないのだ。

――お杏の勘はこれだったのか。

 それならそうともっと子細に言ってくれと内心愚痴ったが、ぐずぐずしている暇はない。


 鬼神の狂六――

 今、江戸中で噂の、もっとも恐れられている極悪非道の火付け盗賊。

 その素顔を見たのもはない。

 大店(おおだな)ばかりを狙う狂六は、いつも鬼神の面を着けていると聞く。

 子分を数十人引き連れて押し込み、家主だけでなく奉公人まで切り捨てたあと、証拠を残さぬように火を放つ。

 以前奴らが見逃した丁稚見習いが、その様子を役人に訴えたために上がったその風貌だった。

 しかし数えて七つにしかならないその小僧は、数日後河に浮いた。

 それからは一人たりとも助からない。

 だから両親は真っ先に切り捨てられているだろうとは、おゆなには言えなかった。

 そして狂六は、一人娘がいることを重々承知のはずだった。

 逃げたとわかればいつまでも執拗に追手がくるだろう。

――何とかしなければ、助けたことにならねぇな。

 そう考えて舞い戻った修衛門の耳に、バタバタと廊下を走る音が聞こえる。

 修衛門はとっさに箪笥(たんす)の陰に身をひそめ、気配を消した。

「お譲様!」

 そこに駆けこんで来たのは若い娘。奉公人の一人であろう。

 その娘はおゆなの布団にしゃがみ込み、そこにいるはずのおゆなが居ないことを確かめて辺りを伺っている。

――あぶねぇ。

 修衛門は息を飲んだ。

 戸の向こうに気配を感じた娘が振り向こうとした瞬間、ザッという音と共に女の悲鳴が上がる。

 黒い衣装に身を包んだ男がもう一度娘に刀を突き刺していく。

 ぐふっとくぐもった声を発した娘は、暫く痙攣して絶命した。

「終わったか」

 後から来たもう一人の男に声をかけられ、娘を切り捨てた男は「ああ」と短く返事を返す。

 なんの感情も抱かぬ男たちが切り捨てた娘の上に小さな樽をかかげはじめると、油の匂いが部屋に広がっていく。

「いくぞ」

 短い声を最後に、男たちはすっと部屋を後にした。



「むごいことをしやがる」

 一部始終を見ていた修衛門は眉間にしわを寄せたが、どうやら男たちはこの娘をおゆなと勘違いしたらしい。

 鬼神面に気付いた時から、修衛門は何か手を打たなければと考えていた。

 皆ごろしを信条とする冷酷非情の盗賊から逃れるには、おゆなも死んだと思わせなくてはならなかったからだ。

 切り捨てられるだろう奉公人の中から選んで細工をするしかないかと考えていたが、どうやら必要はなくなったらしい。この娘には申し訳ないが、他に手立てを考えている余裕はない。

「あんたはちゃんと、お譲さんを守ったぜ」

 そう言って両手を合わせていると、ごうという音と共に廊下が火の海と化した。

 油をまかれたせいか、予想以上に火の巡りが早い。

――時間がねぇ。

 火の手がそこまで来ていることを感じていた修衛門は、押し入れの戸を開けて物色して見つけた大きな布を広げた。

 着のみ着のままで連れ出したおゆなの衣装を持っていくつもりだが、どれが大事なものかの判別はできない。とりあえず手当たり次第に引き出しを開け、衣装と小物を包んだ。

 すると部屋の隅からちりんと鈴の音がする。

 振り向いた修衛門の目に、机の下で火明かりに照らされた怯える子猫が映った。

「おめぇは……」

 毛を逆立てて精一杯威嚇している子猫の首飾りに見覚えがあった。

――この猫は確か、お杏の着物に飛び付いたおゆなの飼い猫。

「ふぅ、だったな」


 机の下を覗きこむと、奥に仕舞われた綺麗な文箱の裏に隠れてしまう。

 その箱を取り出して脇に抱え、もう一度覗きこんだ。

「家来がご主人様の傍を離れちゃいけねぇな。ついてこい」

 そういうと子猫の首をひょいと摘み、懐に入れた。




















【花魁杏絵巻】*7・誓願の手紙*へつづく
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Comment

こんばんは〜!^^!
ふぉおおおおお・・・こ、これは、かなり急展開で、物語が一気に、いい意味で重みを伴ったものになってきて吃驚しました・・・!
天眼太夫の「気がかり」はまさに的中してしまったのですね・・・!
この痛ましい出来事も、やがては大きな実りへの第一歩なのでしょうか・・・
昔は、「盗賊」という存在が、身近に人々の脅威としてあったのだと言う事が、文中からすごく伝わってきました> <

修衛門さん、後ろからいきなり・・・!
さすがです///

お杏も、修衛門も、やはりこのお二人は、推進力を兼ね備えた力強い存在だと・・・すごく思いました。
この二人が登場すると、一気に物語が動き、風が吹くように思います。
おゆなと陽之進の二人も間違いなく魅力的で、物語に書かせない存在であるんだけれど、お杏と修衛門が登場する事で一層引立つように思いました。

ふぅちゃんも懐に入って、これから物語はどう動くのか・・・
そして、最近とみにYUKAさんの文章が端正で、どんどん洗練されていらっしゃるように思い・・・的確に伝わる文章に毎回「すごい・・・!」と思いますです・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
こんにちはヽ(=´▽`=)ノ
こんにちはでっすYUKAさんーーヾ(*´∀`*)ノキャッキャノ
花魁杏絵巻、不穏な展開になって参りましたねーおゆなさんには悪いけれど、この緊迫感がやみつきドキドキ!

時代小説顔負けの表現力に感嘆されっぱなし(;゚∀゚)=3ムッハー!
そして、あああっおゆなさんん・・・!ここでもご家族と離れ離れになってしまわれたのか・・・っ(/_;)
修さんの男気溢れる行動、損得勘定なんてなしで、「そこに困った人がいるから助けるのさ」みたいな、ひょうひょうとした江戸っこさながらの粋な性格が見事に伝わってくる回でしたーー!!
鬼神の狂六。。。。女子供も容赦なしの極悪非道な盗賊に狙われた成澤屋、おゆなさんだけは修さん、そして杏姉さんのおかげですんでのところで助かってよかったですが、独り遺されたおゆなさんはどんな運命に身を委ねることになるのか><

ここは杏姉さんの口利きで、吉原に・・・?
そして陽之進様に身請けされて、影を抱えても愛する人と結ばれる・・・なんてっ勝手に妄想しておりますー(ごめんなさいっ><///)(*´∀`*)

杏ねえさまの気がかりが的中してしまい、引き合わせられるように主要キャラが交差し始めましたね(*´Д`)!!
身分違いの恋に焦がれていたけれども、普通の乙女として生きていたおゆなさんにとっては、理不尽な辛い状況に堕ちて、しかも家族をこんな形で突然喪おうとは考えられなかったでしょう><;
傷心を癒すのは、杏姉さん、修さん、そして想い人・・・
あっ、もちろんふぅちゃんもっ!!
最後に修さんが粋なセリフを放ってふぅちゃんを連れて行くシーンが、本編の修平さんらしさが出ていてハァハァしましたですっヽ(=´▽`=)ノ

お忙しい日々を送っていると思いますが、無理せず楽しく創作に励んでくださいませ~~(*´σー`)☆
canariaさん
canariaさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

おお!そうなのです~~~
修平の登場で話が一気に動きました^^
彼はまさに「風」のような人です^^
杏子は花魁だけに外界とは繋がりにくいので、彼が動くと話も動きやすい♪
満を持しての登場です(笑)
それに――杏子主役のお話ですから、相棒は修平でないとね~(笑)
などという、私のノリに付き合わされての役回りですが^^

良い意味での重み。。。ありがとうございます><。
この話は10話完結なのですが「起承転結」を意識して組み立てたお話。
今回はまさに「転」にあたります。
今でも放火は罪が重いですが
盗賊の中でも最も罪が重いと言われる「火付け盗賊」
江戸は木造家屋密集都市ですから、火は驚くほど廻ってしまいます。
火消しのあんちゃんたちが英雄視されるのも、そのせいかもしれません^^


>この痛ましい出来事も、やがては大きな実りへの第一歩なのでしょうか・・・

そうなんです!!
この鬼神の狂六の凶行も、空木太夫の一件も
ある方向に向かって描かれたエピなのです!^^
これがどんな事象をもたらすのか、お杏はこれをどう収拾するのか
「これ」があったから「あれ」になった~~って意味不明ですが(笑)
そんな展開になる予定です!(どんな予定だかさっぱりわかりませんね^^;;


そうなんです。
「盗賊」――この頃はやはり脅威としては大きかったと思います。
特に、お金持ちにとってはね~~
「山賊」や「海賊」というのも今に比べれば普通に恐れられた時代ですから。

そして修平の後ろだっこ(笑)
またしてもヒョヌ……もとい、陽之進は先を越されました~~~(笑)
え? もちろん、あえてです!
変なところに本編リンクを企てる作者YUKA(笑)

canariaさんもこの二人に「動」を感じてくださいましたか!!^^
この二人は話が早くてとっても助かります(笑)

ふうちゃんもまたまた登場です!^^
忘れてないよ~~って感じですが^^
実はふうちゃん、こっそり凄くいい仕事をしているのです!
次話で少しだけ触れているのですが、種明かしは次回に^^
あ、タイトルとは関係ないです(笑)

そして、最後にビックリするぐらい素敵な褒め言葉を頂戴して恐縮至極~~
私はいつもcanariaさんの描く魅力的な人物像や
その心のヒダを丁寧に描写される文章力にも感嘆しているので
褒めて頂けるなんてこの上なく幸せです!(*´∇`*)
  • 2012/11/16 19:04
  • YUKA
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なによしさん
なによしさん、こんばんは~O(≧▽≦)O
コメントありがとうございます♪

>緊迫感がやみつきドキドキ!

はぅっ!!のっけから嬉しいコメントをありがとうございます!
優奈に悪くないですよ~~~杏子主役なので(笑)
不穏な展開ですよね~

>時代小説顔負けの表現力に感嘆されっぱなし

おおぅ!私こそ、嬉しく飛びあがりそうな言葉の数々に本当に励まされて~~
皆さんどう思うかな?伝わるかな?と
ビクビクドキドキしながら更新日を迎えているので、コメントが本当に嬉しいです♪
いつもありがとうございます><。


全10話完結を目論む「花魁杏絵巻」は、
物語の「起承転結」でいうところの「転」に入りました^^
そして、おゆな(優奈)はまたしても……そう、今回は一人ぼっちになってしまいました。

>ひょうひょうとした江戸っこさながらの粋な性格が見事に伝わってくる回でしたーー!!

わぁ~~ありがとうございます!
今回はまさに「修平の回」
彼は普段何をしているかわからない町人崩れですが
まさに江戸っ子な雰囲気を残しつつも、歳に不相応な世慣れた感と
それを身につけてこざるを得なかった彼の生きてきた軌跡を暗に出そうと苦心した話です^^

まさに死神とばったり出会ったとしても、その鎌先をひらりとかわせるだけの
機知と精神を持っている男――って、いう感じ^^
そうなのです。
この凶行が行われたところで、話がぐっと進みます。
空木太夫の話も、鬼神の狂六の凶行も、大きな運命へと繋がり
ひいては「お杏」の運命にも係わってきます^^

>陽之進様に身請けされて、影を抱えても愛する人と結ばれる・・・なんてっ勝手に妄想しておりますー

素敵な妄想嬉しいです~~~O(≧▽≦)O

実はこの先は私の完全な意図が反映された展開になります^^
しかしネタばれになるので、その意図はまたのちほど~~♪


>杏ねえさまの気がかりが的中してしまい、引き合わせられるように主要キャラが交差し始めましたね

そうなのです^^
杏子を中心に点在していた主要キャラの運命が、ここでようやく交錯し始めました^^
優奈の苦境を知った彼らが、これから動き始めます。

そして、ふうちゃん♪

>「家来がご主人様の傍を離れちゃいけねぇな。ついてこい」

粋なセリフと汲んで頂いて嬉しいです^^
実はこの回は、大まかな設定とこのセリフが決まっていて
ここに持っていくために書いたんです(笑)
本筋とはそんなに関係ないのですが、ふうちゃんはある「密命」を受けていたんです!
……私から(笑)

実はふうちゃん。
特別出演だけでなく、間接的にですが、ここである「仕事」のために登場しているのです!^^
それはおゆなにとってとても重要だったので
ふうちゃんはちゃんと「忠義者」だったんですよ~~( ´艸`)ムププ


このセリフ――実は「太夫と町娘」で太夫がおゆなとふぅちゃんに言った

>「……御主人様を困らせるのは、忠義者がすることじゃありんせん」
>「お供の方を、ちゃんと叱っておいときんした」

に、掛かっているんです^^
こんなところでも、杏子と修平をリンクさせてみました(笑)


そして身分違いの恋――
なかなか高く超えづらい大きな壁ですが
できればこの時代ならではの解決をさせたいと思っていますので
楽しんで頂けたら嬉しいです(*´∇`*)

  • 2012/11/16 19:31
  • YUKA
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でも読んでいると太夫のモデルが杏子さんなら、自力で身請けしてもらってけっこうタフに生き延びていき、長生きしそうな気がするのですが(^^)

優奈ちゃんだったらちと不安だけど。
ポール・ブリッツさん
ポール・ブリッツさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

あ、さすがポールさん。気付きましたね?(笑)
私も思いっきりそう思っているのです~~♪
実は天眼太夫の稼ぎは破格なので、もちろん彼女なら自力で何とかできますね(笑)

ただ実は、彼女はある理由によっていまだに遊郭に残っています。
それは「あえて」と言ってもいいかもしれません^^
最後の方でその理由は明かしますです^^

優奈が花魁――
私之中では、かなり無理があるんですよね~~~
彼女に遊女は無理あり過ぎですね^^;;
生き残れる気がしません(笑)

  • 2012/11/18 22:13
  • YUKA
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先の太夫をあんな目に合わせた亡八どもへの復讐ですか? それくらいしかここに居残る理由が思いつかない……。
  • 2012/11/19 23:38
  • ポール・ブリッツ
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ポール・ブリッツさん

ポール・ブリッツさん、こんばんは^^
コメントありがとうございます♪

コメントを読んで思わず笑いました~~
――って、えぇ?それだと、そこから更に10話ぐらい書けそうですが(笑)
太夫は一人で生きているわけではないですし
忘八がいなくなれば遊女屋が潰れる可能性があるので
それだと他の遊女に迷惑がかかるのです^^

復讐はあまり粋ではないので、もう少しカラッとした感じがいいですな。
おおっと、ネタばれしそうだ。危ない、危ないヾ(;´▽`A``

でも先の太夫が少し絡んでいるのは当たっています^^
ま、いなせになると良いなと(笑)
希望的観測ですが(・・。)ゞ テヘ


  • 2012/11/19 23:52
  • YUKA
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2012/11/30 22:20
鍵コメGさん
鍵コメGさん、おはようございます!
コメントありがとうございます♪
いえいえ、いつもありがとうございます♪


そうなんです。急展開ですね。
彼女が見舞われた不幸は、計りしれません><。
おゆなは裕福に育った娘。。。
それがこのようなことに巻き込まれて、彼女の心労はいかばかりか。。。
この時代。
女性が(特に若い娘が)親や家の後ろ盾が無くては、なかなか生きにくい時代だと思います。
家の中はともかく、世の中は完全な男性社会。
小さい頃から働いていた娘ならいざ知らず、どんなに才媛でも箱入りですからね。
嫁ぐこと、子をなすことが女の幸せ――と言われる時代で
この状況は今以上に苦しいのではないかと思います。

天眼太夫はどんな理由でも、遊女としてここから出たら追われる身です。
外の世界にでるには、修が必要^^

修は今までも太夫のために奔走しています^^
今回は本当に大活躍~~♪
ふぅちゃんも忘れてません(笑)
実はふうちゃん。ここでいい仕事をしてるんです(笑)
ビビってただけではないんです(*"ー"*)フフッ

まさに拾われた運命が、この後縁によってどう救われるか。
時代物の良さを含みつつ、描けたらいいなぁと思ってます^^

次話はこのことで苦悩し模索する太夫と修の話。
天眼太夫が何を想うか、どうするのか、楽しんで頂けたら嬉しいです♪
太夫と修の結末は、もう少し先^^
この二人らしく、ちょっといなせになると良いなぁと思ってます^^



これからお出かけですね!
あ―――――!妖精さんの国許へ?^^
妖精さんに逢うことはないかもしれませんが、土産話を楽しみにしてます^^
どうか、ご親族様と素敵な時間を過ごしてください^^

  • 2012/12/02 10:40
  • YUKA
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