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誓約の地/漂流編・107<迷走(5)>


本日はMNの136話<迷走(7)>の1/2再掲載です。


前記事へのお返事が遅くなって申し訳ありません^^;;
とても嬉しいく読ませて頂き、頑張ろう~~と励みになりました。

今回は

「誓約の地」の新しいお話の前に、再掲載からスタートします^^



*お願い*

自己満足的に、だいぶ推敲・改訂してあります( ̄m ̄〃)
長くなったので、2話に分けました^^;;
(7)は今回と次回で掲載します。
ヒョヌの葛藤と修平のやり取りから、2人の男の想いを汲み取って頂けると嬉しいです^^

コメントを頂けると非常に嬉しいですが、
なんせ再掲載なので(〃'∇'〃)ゝ
読んだよ~~のかわりに、拍手ボタンを押して頂けるのでも励みになります^^

ではでは、新掲載前に思い出して頂けると嬉しいです(笑)




<前話までのあらすじ>

相変わらず優奈が見つからない。
焦った杏子とヒョヌは焦りを隠せず動揺する。
そんな中、森の奥から優奈の行方を示すものがマークらの手によって発見された。
しかし優奈の衣服とともに見つかったのは、身に着けていたはずの下着。

優奈の身に、いったい何が――?
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「離せ!」

 食堂から出ていこうとするヒョヌを修平が止める。

 今のヒョヌに声をかけられるのは修平だけだった。

「どこへ行く?」

「捜索に決まってるだろう?」

「ちょっと待て!」

「待てるか! これがここにあるってことは……」

「わかってる」

 ヒョヌは冷笑を浮かべて修平を見た。

「わかってる? この中を裸で過ごしているんだぞ? 彷徨《さまよ》ってるかも知れないんだ!」

「わかってる」

「優奈はきっと……呼んでる」

 そう言って、ヒョヌは歯噛みした。

 あの時――誰かに呼ばれた気がしたのはやっぱり優奈だったのではないか? 

 そう考えて、居ても立ってもいられなかった。


 島の気温は、日中と違って夜にはかなり下がる。

 寒いというほどではなかったが、それでも裸で過ごせるほどではない。

 掴まれた腕を振り払おうとするヒョヌを懸命に留めながら、修平も声を張り上げた。

「わかってるさ! さっきも言っただろう! もう少しで夜が明ける。そうしたらすぐ出発しよう」

「それじゃあ遅い!」

 嫌な予感がよぎる。一刻を争うと思った。


 振り切って出ていこうとするヒョヌに、もう一度修平が声をかける。

「あんたが怪我をしたらどうする?」

 低く唸るようなその一言に、ヒョヌが振り返った。

「そんなことはどうでもいい」

「自分を探してヒョヌさんが大怪我したら……優奈は自分を責めて泣くぞ」

 

 ヒョヌは黙って修平を見た。

 修平の苛立ちが伝わってくる。

 その瞳の奥に、自分と同じ感情が浮かんでいた。



 修平の言う通りだ。

 優奈が自分のことよりも心配するだろうということはわかっている。

 彼女の性格を考えれば、きっと自分を責めるということも。

 彼女自身は何も悪くないのに、だ。

 だからと言ってこのままにはできない。

 そんなことは論外だった。


――ではどうすればいいのか?



 ヒョヌは沈みそうになる心を振り払うように頭を振ると、修平を睨みつけた。

「それは、優奈を見つけてからの話だ」

「絶対に見つけるさ。それとも何か? 見つけられないとでもいう気なのか?」

「見つければ良いってもんじゃないだろう!」

「そんなことはわかってる!」

「本当にわかってるのか? あの優奈が、これだけみんなに心配をかけたままいなくなるわけがないんだ」

「少し冷静になれ! だから――」

「だから? ほっとけって言うのか? このまま?」

「そんなことは言ってねぇだろうが!」

「戻れない何かがあるってことだ。今も何処かで苦しんでるかもしれない。一刻も早く見つけてやらなきゃならないんだよ!」

「そんなことはわかってるって言ってんだろう!」

「わかってるなら離せ!」

 激昂するヒョヌを見据えて、修平もヒョヌの胸ぐらを掴んだ。


「見つけたら終わりじゃねぇんだよ!」

 

















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