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【花魁杏絵巻】8 天眼の配剤




【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】


*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
あくまでも番外編/歴史パラレルですので、完全にフィクションです。
そのおつもりでお読みください。






***






天眼太夫を突き動かしたものは、何であったのでございましょう。



先に逝く者、残される者

親の愛、人の情


幾重にも重なる人の縁(えにし)が

漆黒の闇を煌々と照らして燃えさかる炎のように渦を巻き

幸せにと願う想いを舞いあげて

その頑なな運命の歯車をも、動かしていったのでございます。








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佐伯は優奈の様子に違和感を覚える。


人として 医師として


彼が語る言葉に 優奈は――?




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【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】


*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
あくまでも番外編/歴史パラレルですので、完全にフィクションです。
そのおつもりでお読みください。






***






火事と喧嘩は江戸の華

そう語り継がれるほど多かった江戸の火事ではございますが

すべてを焼き尽くす火災は、人の嘆きを生むものに違いはございません。



おゆなさまのご実家である鳴澤屋はあの晩

大音を轟かせ、一夜にして全てを焼き尽くされてしまったのでございます。

御両親のご無念

おゆなさまのお嘆きは いかばかりか――

察するに余りあるもの。


そのお気持ちに寄り添うように

天眼太夫と修衛門もまた、苦い思いを噛み締めておりました。










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自分の感情と優奈の想い

その間で苦悩するヒョヌ


苦悩を見透かしたようにやってきた

ライバルであり友であるの彼が語る想いとは?







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【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 【5】

*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
あくまでも番外編/歴史パラレルですので、完全にフィクションです。
そのおつもりでお読みください。






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神田の若様とおゆな様が実らぬ恋に身を焦がし、眠れぬ夜を数えている頃

強面の男たちが、町はずれのあばら家に出入りをはじめておりました。


人目を忍ぶように集う男たちの姿は、まだ誰にも見咎められずにおりましたが

江戸市中で時折上がる火の手は

暫く静まっていた大事の前触れでしょうか。


しかし玉菊灯籠の夜が明け、お江戸は夏の盛りを迎え

町も人も心なしか浮かれているようでございます。

憂いているのは天眼太夫――

そして、それをよく知る男がひとり。


天眼太夫の気がかりは、外れたことがございません。

その事件はまさに太夫の「気がかり」によって

大きな運命の輪へと続いていくのでございました。






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コウジの心を覗きこんだ修平は、かつての想いを蘇らせた。



そこに見たのは もがき苦しむ過去の自分


俯くコウジに修平が感じた想いとは?








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【花魁杏絵巻】



この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】 【4】 

*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
また、病状の期間・症状については個人差があるものです。
あくまでも番外編/歴史パラレル、完全にフィクションですので
そのおつもりでお読みください。






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千里を見通す天眼太夫(てんげんだゆう)が、当代一の太夫と謳われ権勢を誇る少し前

空木太夫(うつぎだゆう)は、傾城と謳われる素晴らしい遊女でありました。


禿の頃より、その美貌を褒め称えられた少女の名は「さと」


のちに空木太夫と名付けられ、

唄も踊りも教養も 空木の肩に並ぶものなし

その誉れを一身に受けていたのでございます。



空木は花の名

白い小花が幾重にも連なり、慎ましくも可憐な春の花。




そのお方が天眼太夫とどのような間柄であったのか

少しお話いたしましょう。




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答えの出ない難題 癒えることのない感情


優奈の想いに

杏子は そしてヒョヌは何を想うのか



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この話の元になった素敵なイラストはプロローグから

 
【プロローグ】 【2】 【3】


*注*
歴史上の時代設定や呼称などは出てきますが、史実に基づいた歴史小説ではございません。
また、病状の期間症状については個人差があるものです。
あくまでも番外編/歴史パラレル、完全にフィクションですので
そのおつもりでお読みください。







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男と女の色恋に、昼も夜もございません。

それと同じく遊郭に、昼夜の区別はございません。

灯りが点り、通りが一番賑わう時刻は、

ひと夜の夢を求めた男女の情が行き交って参ります。

しかしまた、眩しき光を浴びたその後ろへ闇が出来るはこの世の常。


陽之進様も、まだ太夫の元に通われたばかりの頃――

そんな遊郭の闇を知ることになりました。



袖すりあうも多少の縁


巡り巡る人の縁とは、なんと不思議なものでしょう。

そしてこれが、陽之進様の未来に大きく係わろうとは

この時まだ、ご本人様も気付いてはおりませんでした。





気になりますか?


ではでは時を遡り、少しお教えいたしましょう。


陽之進様の報われぬ恋


想いを太夫に吐露した日から、二年ほど昔のことでございます。






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